前方に広がる海と、奥に連なる緑の山々が見える風景の写真

 岬の丘陵を利用した典型的な中世館跡で、麓には田の浦八幡神社が祀られており、梶原氏の居館と伝えられています。はじめ田茂川に住んでいたのを、後に対岸の現在地に館を築いて移ったとも言われています。土段(どだん)や空堀(からぼり)、曲輪(くるわ)など、館としての構造がしっかりと残されており、中世の歴史を知る上で非常に貴重です。