雪が部分的に残る丘の上に小さな石祠が建つ蝦夷塚の写真

 旧志津川地区の信仰の山、保呂羽山への登拝路に沿った保呂毛(ほろけ)の集落にある円形の塚で、頂部には石祠が建てられ地元の産土(うぶすな)神として祀られています。昔は葺石で覆われ周囲には堀があったと言われています。「えぞづか」「えぞあな」と呼ばれる円墳や横穴墳が内陸各地に見られることから、この塚も奈良平安時代にこの地を支配した有力者の墳墓ではないかと考えられています。