赤い鳥居をくぐった先で獅子舞が演じられ、観客が集う山里の祭りの写真

 戸倉波伝谷地区の契約講によって執り行われる行事です。早朝、神社に集まって朝日を遥拝した後、東の村境へ移動し、東から西へと獅子舞が地区内の全戸を廻って家々の悪気を取り込みます。家主は必ず豆腐を用意しておき、これを依り代として悪気を封じ込め、日の暮れる頃に西の村境でまとめて祓い捨てます。このとき獅子は大きく口を開いて悪気を吐き出し、以後、翌年の春祈祷まで絶対に口を開かないことになっています。