色鮮やかな青地の装束と大きな飾り帽子、白い能面を着けた人物が屋外のしめ縄の下で舞いを披露し、周囲の人々が見守る様子の写真

 法印と呼ばれる里の修験者が神前に奉納するために伝えてきたもので、古く気仙地方から伝わったとされていますが、後に戸倉荒町地区の法印たちによって近在に広められたらしく、祖流のひとつと目されています。複数の法印家が組を作り、各地の神社の祭礼などに招かれて奉納しますが、後継者不足もあって現在では隣の石巻市(旧北上町)女川地区の神楽組の手伝いを貰って演じています。