舞台上で背中を見せた男性たちが色違いの頭巾をかぶり「泊浜ふるだ舞保存会」と描かれたカエルの絵入り幕の前で跪く様子の写真

 安政年間(1854年~1860年)のこと、異常な日照りが続いて作物が干乾び人々が不安におそわれていたとき、田んぼのわずかな水溜りに「ふるだ」(ガマの一種)が群がって天を仰ぎ踊っている様子でした。すると一天にわかに掻き曇り、待ちに待った大雨が降り始めたことから、泊浜では日照りのときにはこの「ふるだ」の踊りを真似て雨乞いする慣わしとなり、今日の「ふるだ舞」として伝わってきたと言われています。