
昭和十年代、韮の浜の古老が地区の高台に祀られている愛宕神社を参拝した帰り、ふと霊気を感じてあたりを見廻すと、らんらんと眼を輝かした獅子がうずくまっている。驚きながらも近寄ってよく見ると、それは老松のこぶ根だったので、持ち帰ってその晩のうちに獅子の頭に作り上げました。以来、神社の祭典には地区をあげて獅子舞を奉納し、毎戸を巡って悪魔を祓い、家内安全・大漁豊作を祈るようになりました。
更新日:2025年12月01日

昭和十年代、韮の浜の古老が地区の高台に祀られている愛宕神社を参拝した帰り、ふと霊気を感じてあたりを見廻すと、らんらんと眼を輝かした獅子がうずくまっている。驚きながらも近寄ってよく見ると、それは老松のこぶ根だったので、持ち帰ってその晩のうちに獅子の頭に作り上げました。以来、神社の祭典には地区をあげて獅子舞を奉納し、毎戸を巡って悪魔を祓い、家内安全・大漁豊作を祈るようになりました。