寺院の前庭で黒い衣装に長い白い飾りを頭に付けた人々が円形に並び、太鼓を持ちながら伝統芸能の準備をしている様子の写真

 旧伊達藩北部に伝わる「行山流鹿子躍」は、水戸辺村住人であった伊藤伴内持遠が元祖とされています。発祥の地である戸倉水戸辺地区では鹿子躍は途絶えていましたが、昭和五十七年、高台の土中から享保九年銘の躍供養碑が発見されたことから鹿子躍復活の機運が高まり、伴内直系の躍りを伝える一関市舞川の鹿子躍保存会の指導を受け、平成四年、菩提寺である慈眼寺で躍供養を奉納し、復活の庭揃えとなりました。