赤い背景に置かれた大型の骨片を撮影した写真

 田ノ浦の田茂川遺跡（縄文時代後期～晩期、町指定史跡）から出土したものです。このように獲物にささった状態の鏃（やじり）の出土は日本国内でも僅かに2～3例しかなく、縄文時代の人々が実際に鏃を使ってトドやアザラシなどの海獣を捕獲していたことを示す貴重な考古資料です。町水産振興センター「魚竜館」で実物を見ることができます。