複数の人々が黄色い安全ベストと手袋を着用し、倉庫内でジャガイモを仕分けしている様子を写した写真

晴れたり降ったりが続いています。
いつもと違う場所に簡易ガードレールがあったら、そこからは入らないように。
その先は冠水しています。

復旧期・復興期を経て発展期の入り口に立つ南三陸町ですが今もなお“ボランティア”を続ける人々がいます。
今日はそんなお話を。

複数の人々が黄色い安全ベストと手袋を着用し、倉庫内でジャガイモを仕分けしている様子を写した写真

カリタス 米川ベースの常駐スタッフは現在5名。
その他の短期参加の方とともに、南三陸町を中心に活動しています。
鮮やかなイエローのビブス(ゼッケン)に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

黄色いベストを着用し屋外の大きなテーブルを使い花を仕分けている写真

漁業や農業、お祭り、福祉、集会場でのコミュニティ支援など人手が求められる場所は数多くあります。
ですが震災から4年が経とうとしている今、“被災地ボランティア”を定常業務とする団体はほとんどありません。
カリタス 米川ベースはなぜ“ボランティア”を続けるのでしょうか。

黄色い防水服と蛍光色のベストを着用して青いプラスチック製のバスケットに魚や海産物を入れている作業をしている2名の人を写した写真
畳の部屋にいる三人の人物がいて、一人は膝をついて座り、アディダスのジャケットを着た子どもを抱きしめもう一人はその近くに立っており、膝をついた人物の肩に手を添えている写真

「どうしてそこまでするの?」
「そろそろ手を放してもいいんじゃない?」

人々の問いかけに笑顔だけを返し、彼らは今日も町を訪れます。

畳の上に2名の人が並んで寝そべっており、顔を伏せている人の手を左の人が触ろうとしている写真
車の中の人に男性が声掛けしている様子を隣で女性が見ている写真

町内で「最近来てくれたボランティアさんはいますか?」と訊くと、多くの人が「カリタスさん!」と答えます。

「ずっと続けてくれてるんだよ。」
「甘えちゃいけないとは思うけど、来てくれるとホッとするんだ。」

寡黙で息の長い活動に、今日も町の誰かが助けられています。

青い車を見送る男女の後姿を写した写真

カリタス 米川(南三陸)ベース ブログ

(日比谷)

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