平屋の建物に「恵三郎ポータルセンター」と「Amway House」の看板があり、人々が出入りしている建物の外観を捉えた写真

志津川市街地では昨日30日より国道45号・398号の経路が大きく変更されました。
ご利用の際はあらかじめ、迂回路やバス停の位置などをご確認ください。

さて、しとしと雨の7月20日。
南三陸ポータルセンターで広告のプロに「伝える」を学ぶ『地域活性コミュニケーション塾』が開催されました。

平屋の建物に「恵三郎ポータルセンター」と「Amway House」の看板があり、人々が出入りしている建物の外観を捉えた写真

この日は開催2回目。
町の住民ほか気仙沼のNPO運営者、石巻の高校生等約30名が集まりました。

木の温もりがある室内で参加者たちが椅子に座り、セミナーが開始されるのを待っている様子の写真

講師を務めるのは電通ソーシャル・デザイン・エンジン部部長、クリエーティブ・ディレクターでコピーライターの並河進さんです。

『ごしごし福島基金』『世界手洗いの日』など、自身の手掛けた事業を例に挙げながら「共感を呼ぶプロジェクトのつくりかた」を語ります。

スクリーンの前に立った男性が、スライドを指さしながら説明をしている様子をアップで撮影した写真

「地域や社会をよくしたいと考えたとき、どんな手段にしろお金と協力者が必要です。
それらを集めるためには共感が必要です。
まず自分が共感し、わくわくできることを考えてみましょう。」

参加者は4つの班に分かれてアイディア出しをします。
「各自、青い付箋に『町や社会のためにしたいこと』を書いてください。」

参加者たちが白いテーブルを囲み、カラフルな付箋に文字を書きながら真剣に話し合っている ワークショップの様子の写真

「オレンジの付箋には『自分の好きなこと、得意なこと』を書いてください。」

テーブルの上にオレンジと青の付箋がびっしりと並べられており、それぞれに手書きの文字が記されている様子をアップで撮影した写真

「では青とオレンジの付箋をランダムに組み合わせます。」

腕を組んでテーブルを見つめる人の前に、文字が書かれた青とオレンジの付箋が整然と配置されている写真

「音楽イベント×お祭り騒ぎ… リアルにできそう。」
「誰ですか“女性が好き”と書いたのは。こちらの“婚活”に採用。」

バラバラに出したはずの目的と手段が次々に結び付き、実現可能なプロジェクトが姿を現していきます。

アイデアを書いた付箋やカラーペンを手にしているテーブルで、男性講師や参加者たちが笑顔で会話をしている写真

「僕は歌が得意なのですが、これと『旅行』を活かしてですね…。」
がんばれ高校生!

3人の男性の参加者のグループが、真剣な表情で資料を手に取りながら向き合って議論している様子の写真

「お金、知恵、時間、アイディア。
支援者と要支援者がなにを交わし合えるか?
どんな場を作ればよいのか?
そこを意識しつつ、企画を設計していきましょう。」(並河さん)

硬いテーマのはずですが『したいこと』『得意なこと』を語る参加者たちは皆楽しそうです。
各班プレゼンテーションの様子は、明日の後編で。

木の内装に囲まれた明るい室内で、複数人がテーブルを囲みながら意見を交換している様子の写真

(日比谷)

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