屋内の説明スペースで、数人の若者が資料を手に取りながら防災や復興に関するパネルを見学している写真

『知ってなっとく公共事業』ということで、10月28日(水曜日)国土交通省東北地方整備局が現場見学ツアーを実施しました。
この日は、午後の見学地となった三陸沿岸道路にて、東北工業大学の学生が参加するのを取材させていただきました。

屋内の説明スペースで、数人の若者が資料を手に取りながら防災や復興に関するパネルを見学している写真
仮設建物の前に設置された大きな案内看板を、二人の若者が立ち止まって熱心に見ている写真

都市マネジメント学科の2年生54名は、工事現場に行く前に、【南三陸復興まちづくり情報センター】に立ち寄りました。
各種資料や、ジオラマなどを見学した後、南三陸町志津川字小森地区の志津川インターチェンジ予定地に向かいました。

ヘルメットをかぶった多くの人たちが、復興工事中のエリアを整列して歩いて見学している写真
工事現場でヘルメットをかぶった見学者たちが、資料を手に説明を真剣に読んでいる写真

国土交通省の担当の方からは、登米志津川道路(登米市中田町浅水から、南三陸町志津川字小森までの16.1キロメートルの自動車専用道路で、三陸沿岸道路(復興道路)の中でもこの区間をこのように呼びます)の区間で現在開通しているのは登米インターチェンジ(インターチェンジ)から登米東和インターチェンジ間の延長5キロメートルであるという説明がありました。
見学場所は、志津川インターチェンジ関連工事を行っている所で、当日も作業をしていました。

全員がヘルメットを着用し、資料を基に熱心に説明を聞きました。
志津川インターチェンジ橋は、橋長150メートルの鋼橋で、使用した鋼の重さは560トン。

工事中の高架橋の下に重機や作業車両が見える状態で、建設現場の全体が写された写真
建設中の高架橋を背に、ヘルメットをかぶった見学者たちが整列して説明を受けている写真

また、志津川道路改良工事という工事名で三陸道から、国道398号へ降りる道路、国道398号から三陸道へ乗る道路を整備していました。
また、現在はう回路になっていますが、国道398号も同時に整備しています。

メガホンを使って説明している作業員の話を、見学者たちが資料を見ながら熱心に聞いている写真
工事車両や重機が稼働している復興中の造成地を高台から撮影した写真

国土交通省の担当の方は、現在工事を行っている道路が完成していくことで
(注釈)ストック効果が期待され、町づくりを引っ張っていくのではないかと話されました。
(注釈:道路のストック効果とは;道路が整備され供用されることで、人流・物流の効率化、民間投資の誘発や観光交流、人口・雇用などを増加させ、長期にわたり経済を成長させる効果)
質問コーナーでは、「暴風警報など気象状況が悪い時はどうしますか?」という質問には「工事を中止して待機し、状況を見ながら対応します。」と回答していました。
また、「大学生のインターンシップにも対応していますよ。」とも話されました。
完成後には見られなくなる工事の仕組みや、進捗状況を見学されて見てはいかがでしょうか。
(西城)

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