地上には重機と作業用資材が置かれており、森に囲まれた山あいにかかる高架橋が完成間近の状態の全景写真

大雪から一転、今日は青空が広がっています。
日陰の道はスケートリンクのよう。
日向の道はウォータースライダーのようです。

さて、平成29年度に全面供用予定の南三陸道路。
志津川~歌津間7.2キロメートル。
将来東北海岸部をつなぐとされる『三陸沿岸道路』の一区間であり、有事の際の命の道路としても期待されています。

地上には重機と作業用資材が置かれており、森に囲まれた山あいにかかる高架橋が完成間近の状態の全景写真

その南三陸道路で先日、橋の1つの上部工工事が完了し、12月17日、橋上で連結式がとり行なわれました。

赤白の幕に囲まれたテントの中で、椅子に座った多くの関係者たちが前方の祭壇や演台を見ながら、建設に関する式典に参加している起工式の様子の写真

今回工事が完了したのは志津川地区磯の沢 新井田川(にいだがわ)橋。
全長163メートル、地面からの高さはおよそ30~35メートル(傾斜有)。
区間内の5つの橋の中で最も早期の連結だそうです。

奥には白いテントが見える建設中の橋の上に仮設の歩道とコーンが並べられ、ヘルメットを被った関係者たちが歩いている、現場見学の写真
安全ネット越しに大型の重機や構造物が確認できる、建設中の橋の上から下の工事現場を見下ろす形で撮影されている、橋上からの工事風景の写真

国道45号からよく見える場所ですので進捗をご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。

周囲には山と田畑が広がり、左側に道路が通っている山に挟まれた谷で工事が開始されたばかりの、両側の橋台が宙に浮いた状態の工事初期段階の橋の写真

2014年6月

道路沿いには季節の花が植えられている奥で橋の建設が進み、クレーンや重機が橋の中央部をつなぐために稼働している、工事中期の橋の写真

2014年9月

道路沿いの送電塔と周囲の木々が冬景色となっている橋の建設がほぼ完了した、完成直前の橋の写真

2014年12月

当該区間の供用開始は平成28年度内を予定。
橋北にインターチェンジが作られ仙台から志津川中心地へアクセスが可能となるはずです。
町内の医療・公共施設や大型住宅街も近く、まさに命の道路となりそうです。

この日の連結式では橋上部最後の仕上げをする『コンクリート納入の儀』が行われ、これまでの無事故・無災害に感謝が捧げられました。

左胸の胸章リボンをつけた白いヘルメットとスーツ姿の男性3人が、儀式用のスコップを持ち地面に砂をすくう動作をしている地鎮祭の写真
周囲には報道陣や関係者が見守り、赤いカーペットの上でスーツ姿の男性が儀式用のスコップで生コンクリートを穴に入れている様子が写っているコンクリート納入の儀の様子の写真

供用開始まで今後も長期の工事が続きます。
何卒、ご安全に。

(日比谷)

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