足場の上で複数の建設作業員の方が色とりどりの飾りを掲げ、家の棟上げを祝う準備をしている様子の写真

暖かいというより、暑いくらいのお天気が続いた先週の南三陸。

20日の日曜日には入谷桜沢地区で、26日の土曜日には歌津名足地区で、木造災害公営住宅の上棟式が行われました。
今回は、入谷桜沢地区の様子をご紹介いたします。

足場の上で複数の建設作業員の方が色とりどりの飾りを掲げ、家の棟上げを祝う準備をしている様子の写真

災害公営住宅には、木造と鉄筋コンクリート造があります。
(災害公営住宅についての詳細はコチラ)
木造災害公営住宅は、“南三陸町木造災害公営住宅建設推進協議会(以下、木造協)”において工事が進められてきました。
木造協は、地元の資材と技術や技能を結集し、町の災害公営住宅整備計画に基づき木造の災害公営住宅の建設にあたることを目的として、平成24年4月11日に設立されました。
平成26年夏の竣工を目指し、整備が進められている入谷地区と名足地区の災害公営住宅。
柱や梁、屋根等の軸組施工が完了した、木造災害公営住宅の一部が、この度めでたく、上棟の運びとなったのです!
(注意)上棟式=棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)とも言うそうです。

紅白幕が張られた建築中の建物の中で、神棚とお神酒が供えられた祭壇の前に作業服姿の男性が立っている、上棟式の神事が行われている祭壇の写真
木造の骨組みができた建築中の家の中で、スーツ姿の参加者たちが一斉に手に持ったお神酒に口をつけている様子の写真

建物内での式が終わり、外に出ると沢山の人が!
餅まきの知らせを受けたご近所のみなさんが集まっていました。

道路に集まった多くの地域住民が、傾斜のある道路沿いに立つ建設中の家を見上げながら上棟式の開始を待っている写真

「あらぁ~なんだべ、準備いいごど!おらも、袋持ってくんだったなや~!」
「いいさ、いいさ!これ、こうして、こごさ餅入れっぺし!」
と、袋をお持ちでないお母さん方はエプロンや割烹着の裾をまくりあげます。

足場の上から餅まきをしている人々と、それを受け取ろうと手を伸ばしている大勢の住民の活気ある上棟式の写真

次々と降ってくる紅白のお餅。
地面に落ちたお餅を拾おうと、下を見てる方が多いですが…
「みんな、気つけろよー!餅拾うべって、下ばり見でっと、頭さ餅、当だるぞー!」
そうそう!みなさん上、上!気をつけて!!

足場の上の人々が餅が入った袋を投げ、それを拾おうと多くの人々が下で両手を挙げている賑やかな餅まきの様子の写真

用意された餅米4斗分のお餅はあっという間になくなり、餅まきは終了。
(補足)ちなみに、1斗が10升、1升が10合なので、4斗=400合(お米の計量カップで400杯分!)

晴れた空の下、餅まきが終わり人が居なくなった緩やかな傾斜のある道路沿いに建てられた建設中の複数の住宅が、足場に囲まれ整然と並んでいる写真

こうして、出来上がっていく建物を見ると「復興に向けて、前に進んでいる」と実感します。
そして、新しい住宅や団地、街並みがどんな風になるのか、楽しみでもあります。
今年の夏、完成の時が待ち遠しいですね。
(高橋)

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