推進会議の参加者がいくつかのグループに分かれて着席しており、机の上の資料が広げられている会議室全体の写真

先日10月21日、志津川保健センターにて開かれた第2回南三陸町震災復興計画推進会議の模様をご報告します。

南三陸町震災復興計画推進会議(以下「推進会議」)は今年9月、町主催・町民主体の協議の場として発足しました。

町長により任命された委員は21名。自治体や福祉、産業など町の現場の代表者と学識者で構成されています。この日のテーマは「人口減少」。2つのグループに分かれ、その原因と対策について話し合いました。

黄色の付箋がたくさん貼られた大きな模造紙が置かれた机を囲んで、男女5人が座り、周りに3人の男性が立って模造紙を見ている話し合いの様子の写真
中央に模造紙が置かれた机の上に資料を広げ、男女のグループが話し合いをしている様子の写真

「雇用、医療、教育など町外に移住する人には皆止むを得ない理由がある」
「働き手が減り、税収が減り、町が衰退するという負のスパイラルを避けたい」
「町に留まりたい、戻りたいと願っている住民への早期対応が必要」
「減ったら困るものをはっきりさせ、人口減を恐れない発想の転換を」

町再建の指針である「南三陸町震災復興計画」策定から2年。当時は予測できなかった環境の変化、心境の変化、数々の新たな課題が生まれています。

例えば震災後、世界中からたくさんの方が町を訪れています。復興が進んだ後にも町へ来てもらうためには何をするべきでしょうか。「長いスパンで『住んでよかった』と思えるまちづくりができればそれが町の特色、将来の観光資源にもなる」会議ではそういった発言も聞かれました。

ホワイトボードに貼られたカラフルな付箋を指しながら、女性がマイクで説明を行い、席に座った参加者たちが前方を見ている発表の様子の写真

意見交換は止まず、予定終了時間を20分オーバーした第2回推進会議。
これからも月1回のペースで開催され、まとめられた意見は今後の復興計画に取り入れられます。

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