入谷桜沢地区の宅地造成計画図の写真

日に日に気温が下がっています。
今晩は冷え込みそうです。

被災した方々の新しい住まいとなる災害公営住宅。
南三陸町内には8箇所、計930戸の整備が予定されています。
その中でも最も早く着工されたのが入谷桜沢地区です。(着工式の模様はこちら
着工から7ヶ月、現在の様子をお伝えします。

入谷桜沢地区の宅地造成計画図の写真
舗装された新しい道路の入口にカラーコーンと案内板が設置され、奥で工事車両が出入りしている造成工事の入口部分を写した写真

398号線から集落に入ると右手に段状の区画が続いています。
ここに木造戸建住宅9戸が建設されます。

白い車や作業車がとまっている整地された宅地で、コンクリートの壁と重機が見える宅地の区画をつくっている途中の写真
茶色い土で平らに整地された土地が広がっており、完成間近の宅地を写した造成済みの写真

更に奥へ入り、後ろの山側から現場全体を眺めてみました。
集合住宅2棟が建設予定。
先ほどの戸建と合わせ、計画戸数は計51戸です。

青いシートで覆われた土の山が見え、周囲にトラックや重機が見えている写真
数台の重機が並んで土をならし、青いシートで囲われたエリアも見える住宅地の整備が進んでいる造成工事中の写真
土を削って作られた傾斜のある土地に白い排水管が通されており、まわりには集落や山が見える工事現場の写真

入谷桜沢地区災害公営住宅はUR都市機構が全体の造成を行ったうえ、鉄筋コンクリート造集合住宅の建設をUR都市機構が、木造戸建住宅の建設を南三陸町木造災害公営住宅建設推進協議会が行います。

全体の造成を請け負う清水建設株式会社によるとこの夏、大雨の影響で一時作業が滞ったものの現在は工事のスピードを取り戻しているそうです。

9月いっぱいで造成は終了し、いよいよ集合住宅の建築工事が着工。
現場はナカノフドー建設・志津川建設JVへバトンタッチされます。
現在約20名のスタッフの方々は建築が始まれば50名以上に増えるとのこと。

青いショベルカーが土をすくい上げて赤いダンプトラックに積み込んでいる様子を写した土の運搬作業中の写真

来年夏には入居が開始される予定の入谷桜沢地区。
これは町内で最も早期です。
共同菜園や木造の集会所も作られ、コミュニケーション溢れる新しい町の姿がもうすぐ見られます。

(日比谷)

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