上部には「田束山」の看板、その下に「全世界のみなさんありがとう」と色とりどりの背景に一文字ずつ書かれた看板があり、その下に簾のように折り鶴が連なって飾られている写真

空はくもり空ですが、暖かくすごしやすい日が続きます。

国道45号を志津川方面から歌津伊里前地区への入り口。「全世界のみなさんありがとう」という看板と色とりどりの簾(すだれ)が見えてきます。

看板は「たくさんの支援に対する感謝の気持ち」と、地区の子どもたちの手作り。

簾は、実はたくさんの折り鶴が連なったもの。「歌津折り鶴プロジェクト」として、2012年3月から飾られています。

折り鶴は、個人ボランティアの方の呼びかけで震災犠牲者の鎮魂と地域の交流が続くことを願い、世界中のみなさんから集められました。これまでにおよそ15万羽もの鶴が集まったそうです。

一部は伊里前福幸商店街にも飾られており一羽一羽にメッセージが書き込まれている様子を見ることができます。

伊里前福幸商店街の軒先に折り鶴が連なったものがたくさん下げられている様子を写した写真
「福光」「一緒にうたおう」のメッセージが一つずつ書き込まれている連なった折り鶴を見せている写真

紙で折られた鶴が1年も彩りを保っているのはこれまでに20回以上にも及ぶ補修作業によるもの。

3月2日、3日にも東京や長野から来たというボランティアのみなさんが陽が落ちるまで作業を続けていました。

高い塀に一人が昇り、一人は塀の下で、折り鶴の簾を下げる作業を行っている様子を写した写真

歌津地区への長い応援に、頭の下がる思いで撮影させていただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
本ページに関するお問い合わせ