南三陸町観光協会と掲示されたコンテナハウスの仮設事務所を写した写真

先日のことですが、このブログの相談もかねて、南三陸町観光協会さんでお話をうかがってきました。現在は町役場とベイサイドアリーナの間に仮設事務所を構えていらっしゃいます。

観光協会では、「語り部による学びのプログラム」や「福興市の企画運営などを行う事務局」、そして両地区の商店街にブースをお借りして、地域情報の発信と地域の方々が製作した手作り商品の販売などを行っています。

中でも「語り部による学びのプログラム」は順調に申込者が増え、9月以降は予約状況が一杯とのことで、さらに「福興市」も20回を数えるほどに継続しています。どちらも震災後から始めた取り組みなので、徐々に成果が現れ始めています。

最近リニューアルされたばかりのホームページも、とてもきれいで見栄えのよいものです

南三陸町の港から見た穏やかな海と、地平線近くにオレンジ色の光を放つ太陽と空の美しい色合いを捉えたホームページのトップページ画面の画像

そして観光協会さんにとっても、やはり震災の影響は大きいようでした…

震災前に受入を実施していた観光協会の事業として、【町内の地域資源プログラムなどを活用した教育旅行の受入】があります。震災がなければ、春には2,000名ほどの学生さんが町に訪れる予定だったそうです。

教育旅行で関係の男性が参加の学生に漁業について説明をしている様子が掲載されたホームページの画像

(補足:上のイメージ写真は、現在行われている「漁業体験プログラム」です。)

そんな時に起きた震災…計画はすべて中止です。しかし、今回お話を伺った佐藤さんの言葉は前向きでした。

「震災後、観光が今、必要なのかはわからないが、観光によって様々な波及効果が得られ、町の活性化が図られます。当面は震災前と同じようなプログラムを再開するのは難しそうですが、やはり町の交流人口を増やしていきたいと思っています。訪れていただくタイミングによってこれからも町の様子は変わっていきますが、南三陸町が再建する場面を多くの方に見てもらいたいです。」

佐藤さんが真剣な表情で話しをしている様子を写した写真

丁寧にお話いただく中で感じる力強さ・想いの強さは長年にわたり、町の観光協会を支えて来た佐藤さんだからこそのものだと感じました。
お忙しい中ありがとうございました。
このブログも目的は同じですのでこれからも役場やベイサイドアリーナに行く時は、相談がてら立ち寄らせていただきます!

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