左側には穏やかな海の上でSUPを楽しむ2人の姿、右側には木工で作られた組紐風の工芸品の写真が並び、中央に「南三陸町地域おこし協力隊 新規隊員募集中!」の文字が書かれた画像

地域おこし協力隊の受け入れも震災後から開始し、現在7名の隊員が町で活躍しています。令和2年度は現時点で新たに3名の隊員を募集。森と海。南三陸が誇る資源を最大限に活用できる魅力的なプロジェクトです。今年度から大きく体制も変わり、これまで以上に地域と近い関係で活動を行い、成果を出していくことを目指しています。

7名の隊員が町で活躍中!

これまでも何度か南三陸なうでも紹介してきた、南三陸町地域おこし協力隊。都市部から人材を受け入れ、地域おこしの支援の住民の生活支援等の活動を行いながら、地域への定住・定着を図る取り組みとして全国1071の自治体で受け入れており、5000人以上の隊員達が様々なの地域で活躍しています。南三陸町では震災後の2016年から受け入れがスタート。これまで13名の隊員を受け入れ、現在7名の隊員が様々な分野で活動しています。

室内の一角に設置された「地域おこし協力隊紹介コーナー」に、メンバー一人ひとりの顔写真と活動内容が丁寧に紹介されたパネルが並び、テーブルにはパンフレットや地元産品の瓶などが置かれ、地域の魅力と隊員の取り組みを来場者に伝える展示風景を写した写真

南三陸町役場 マチドマに設置されてる「南三陸町地域おこし協力隊紹介コーナー」

現在、新たに3名の隊員募集中

町総合戦略の基本目標3「私たちはともに未来を拓く人々が集う家(まち)をつくります」の一つの施策としても地域おこし協力隊の受け入れを掲げている南三陸町。今年度、新たに3名の地域おこし協力隊を募集しています。

1.特定非営利活動法人 海の自然史研究所

  • 南三陸森里海の自然体験活動事業推進員 1名
  • 【目標】
    【「あそびをまなびに変える」自然体験活動を本格的に事業化する】
    「自然体験を通し学びに繋げる」「豊かな自然を地域の魅力として発信し、新たな価値を創出する」ことを目的としています。将来的には法人化した EELs(自然体験活動を行う任意団体)で、経営者として活躍頂きたいと考えております。
穏やかな海の上で、二人の人がスタンドアップパドルボードを楽しんでいる様子の写真

写真提供:特定非営利活動法人 海の自然史研究所

田舎道のそばで、小川を見ながらガイドの話に耳を傾けているハイキング中の人々の様子の写真

写真提供:特定非営利活動法人 海の自然史研究所

2.一般社団法人南三陸YES工房

  • デジタルファブリケーションで南三陸杉の振興と交流を図るプロジェクト 1名
  • 【目標】
    新製品の開発/体験プログラムの開発
    南三陸杉を使った新製品や体験プログラムの開発を通じて、木材の新たな価値を創造する。
桜や組紐などいろいろな形をした木製の小さな工芸品が複数並んでいる写真

写真提供:一般社団法人南三陸YES工房

  • 空間リノベーションで南三陸杉の振興と交流を図るプロジェクト 1名
  • 【目標】
    木材のサプライチェーンを確立し、国内外にPR
    「木材の新たな価値を創造する町」としてのブランドを広く世に伝える。
古民家や林背景に、広場に敷いたゴザの上に置かれた木材を組んで作ったジャングルジムのような遊具で子供たちが楽しそうに遊んでいる写真

写真提供:一般社団法人南三陸YES工房

地域に馴染みやすいよう体制を見直し

実は令和2年度から新体制で再スタートした南三陸町地域おこし協力隊。

これまでは町が委嘱、直接雇用する形で、町が目指す持続可能なまちの実現に向けた起業を目標に隊員の受け入れをしていました。しかし、今年度から町が委嘱するものの、地域おこし協力隊員の受け入れ事業所が雇用する形に変更。

町内事業所が隊員の雇用をすることで地域生活にも馴染みやすく、事業ノウハウを学び活動がしやすいよう受入体制の見直しがされました。企画課の担当者は「3年と限られた中で成果を出すには限界がある。今回の体制見直しで事業所が受け皿となることで、活動や成果にもつなげやすい」と期待を込めます。現在はまだ2つの事業所での募集ですが、受入事業所の募集も随時行っています。

「南三陸町 地域おこし協力隊 応援ノート」と書かれたノートとカラフルなマーカーが机の上に並べて置かれている写真

「地域おこし協力隊紹介コーナー」に置かれている隊員応援ノート

住民への周知も課題

今年度で受け入れを始めて、4年目となる地域おこし協力隊事業。これまで13名の隊員を受け入れているにも関わらず、まだまだ住民たちの認知度が低いと担当者は話します。

「移住者である地域おこし協力隊員が町をより良くするための起爆剤となって欲しい。その地域の受け皿として機能するためにも、まずは多くの住民に認知してもらえるよう取り組んでいきたい」と意気込みます。

令和2年度から新たな体制で挑む南三陸町地域おこし協力隊事業。隊員が地域に入ることで生き生きと活力ある街、良い循環を作っていくことを目指しています。新体制での隊員達の活躍、今後どんな町になっていくのか注目です。

南三陸町地域おこし協力隊に関するお問い合わせ

南三陸町ホームページ「令和2年度南三陸町地域おこし協力隊員募集」

https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/8,27206,110,427,html

電話番号:0226-46-1371 南三陸町企画課 地方創生・官民連携推進室

橋が掛かった川の右側に、広い駐車場と数棟の建物が並んだ商業施設があり、その周りに道路や緑の森がある風景を写した写真

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
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