たすきをかけた女性ともう一人の女性が工場の中で笑顔を見せながらホヤの缶詰が入った箱を手に持ち並んで立っている写真の左上に赤い背景に「#3」と書かれた四角形がある画像

目の前には、きらきら輝く志津川湾。今日も元気な魚市場キッチン 南三陸町のみなみな屋、そして東京高島屋の物産展と全国的にも大人気のあの缶詰工場へ潜入してきました!

魚市場キッチンってなに!?

今大注目を浴びている、あの有名な缶詰!こちらを作っているのは、あの笑顔が素敵な女性たち!

工場の前で、エプロンや三角巾、ヘアーネットを着けた女性たちが鍋やお玉などの調理道具、「志津川魚市場」と書かれた青いコンテナを持ち、明るい笑顔で横一列に並んで立っている写真

南三陸町には、新鮮な海の幸が豊富にあります。みずみずしい美味しさを、志津川漁港から全国へ発信するというプロジェクトが立ち上がりました。それがおふくろの味研究会!そして、話題の缶詰を製造しているのが魚市場キッチンです。

2016年3月には、南三陸さんさん商店街の各店舗にて販売開始。そして、夏には関東への出店も!全国の皆さんにこの新鮮な海の幸をお届けできる日も近いようです。

魚市場キッチンはどこにあるの?

魚市場キッチンの目の前には志津川湾。そして、前回取材に行かせて頂いた「南三陸町卸売市場」の建物のすぐ隣という立地。

雨に濡れたコンクリートの敷地に「魚市場キッチン」と書かれた木の看板が掲げられた白い建物が建っている写真

写真を撮っている場所からくるっと振り向くと。

オレンジ、緑、青のラインが入った、南三陸町地方卸売市場の大きな建物が、雨に濡れた広い敷地の中に建っている写真

すぐ目の前が南三陸町地方卸売市場(通称魚市場)!

魚市場キッチンに潜入!

南三陸町卸売市場には、こんなに大きなぷりっぷりのタコ、そしてホヤ…!

2016 Miss SAKE Miyagiのたすきをかけた女性と緑の帽子をかぶった女性が白い長靴を履き市場の床に並んだパレットの上で、青いネットに入った大きなタコを見ている写真

これが…こうなってああなって…!!!

タスキをかけた女性と緑の帽子をかぶった女性が市場の青い水槽を覗き込んでいる写真

そしてついに、工場の中へ!

白い機械が置かれた工場の一室で、女性二人が向かい合って会話している写真

「最初は機械なんて詳しくないし、慣れない作業ばかりだったけど…」と魚市場キッチンのスタッフで南三陸町地域おこし協力隊の中村悦子さん。

今では最初の戸惑いが嘘のように、手際よく缶詰を製造しているそうです。

それもそのはず。

ここでは、新鮮な海の幸をまるごと缶詰へ…すべて手作業で、おこなっているのです!

その過程とは…?

まずは、カキを剥いたり、タコを切ったり、下準備。そしてフライパンで加工していきます。

このコンロ二つでの手作業!手際が良いベテラン女性にしか出来ない技です。

窓際の作業台に二口の業務用のガスコンロと業務用オーブンなどが並んでいる写真

そして、こちらで煮詰めていきます。

銀色の台に乗った大型鍋と圧力調理器のような機械が並んで設置されている写真

そして、缶詰で圧縮!実はこの機械も一台のみの手動です。

白い箱型の機械で、中に銀色の圧縮装置が入っている機械の写真

今の時代、こんなに手間暇かけてつくられるものがどれだけあるのでしょうか。愛情たっぷり 海の美味しさそのままに…これは間違いなくおすすめの逸品です。

缶詰の中に、スライスガーリックと鷹の爪と一緒にオイル漬けになった大きなタコの身が入っているタコのアヒージョの缶詰の写真

この身の大きさ!食べごたえ充分です。

タコのアヒージョの缶詰を持ったタスキをかけた女性が、カメラに笑顔を見せている写真

一口でいけるかな…?

缶詰博士として有名な黒川勇人さんは、ありのままの素材を生かしていることで「なぜか今までの人生を反省してしまう、不思議な缶詰でありました」と絶賛されておりました。

地元ならではの温かい味を全国で堪能できるなんて…ますます日本酒が美味しく飲めそうです。

「魚市場キッチン」と書かれた木製の看板が掲げられた白い壁の前で、2人の女性が並んで立ち、手に持った缶詰の箱をカメラに見せている写真

「お試しください!」とタコのアヒージョを頂きましたので、中村さんオススメのペペロンチーノでアレンジさせて頂きました。スーパーで簡単に手に入るもので作ったので、皆様も是非お試し下さい。

取材協力頂きました中村さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

豆知識!タコって身体にどんな効果があるの?

私の調べた限りでは、タコには、ビタミンB2が含まれている為、抗酸化作用があり老化防止や血液循環を良くする働きがあるとのこと。さらに肥満を予防したり、糖質や脂質の代謝を高める効果もあるのです。

西ヨーロッパでは「悪魔の魚」と名前が付くほど、食用としてはあまり意識されていないタコ。しかし、意外と女性にはおすすめの美容力up食材なのです。ただ、消化はあまりよくないので、胃が弱い方は食べ過ぎに注意してくださいね

そして、今回はバターやオリーブオイルを使った料理だったので+ズッキーニの食べ合わせも行いました!カロテンの吸収率がupするので、免疫力が高まり風邪の予防が出来ます。是非作ってみてくださいね。

本日の料理「タコのアヒージョパスタ」

縁にローマ字が書かれたデザインの白い皿に盛り付けられた、タコ、ズッキーニ、マッシュルームが入ったタコのアヒージョパスタの写真

作り方

~材料(2人分)~

  • タコのアヒージョ…1缶
  • ズッキーニ…1/2本
  • マッシュルーム…4個
  • パスタ…200グラム
  • ゆで汁…お玉半分くらい
  • オリーブオイル(お好みで)…大さじ1
  • バター…10グラム
  • 醤油…少々
  • 日本酒…少々
  • クレイジーソルト(or塩)…少々
  • ブラックペッパー…少々
    (注意)お好みで調節してください。
  1. 鍋でパスタを茹でる。(後からあえるので、表記時間より1分短め)
    ポイント:パスタの茹で汁を残しておくこと!
  2. その間にタコを一口サイズに、ズッキーニ・マッシュルームをスライスしておく。
  3. 缶詰のアヒージョオイルを入れ、タコ、ズッキーニ、マッシュルームを炒める。
  4. ここへパスタの茹で汁を入れ、バター、醤油、日本酒を入れる。
    ポイント:もしここでオイル感が少なかったら、お好みで足してください。
  5. パスタを入れ、からめたらクレイジーソルト、ブラックペッパーで味を整えれば完成。

本日のおすばでとオススメ日本酒

タコのアヒージョパスタ

縁にローマ字が書かれたデザインの白い皿に盛り付けられた、タコ、ズッキーニ、マッシュルームが入ったタコのアヒージョパスタの写真

オリーブオイルを使ったタコのアヒージョ缶詰とズッキーニのパスタ。食べ合わせもバッチリ!カロテンの吸収率がupするので、免疫力が高まり風邪の予防が出来ます。

乾坤一 純米吟醸原酒 雄町

墨で書かれた「乾坤一」の文字がプリントされた白いラベルの茶色の酒瓶の写真

「オマチスト」という名称がある程、熱烈なファンを持つ酒造好適米「雄町米」を50%まで磨いて醸した純米吟醸。雄町、それも原酒となると重厚さや芳醇な味わいを連想しますが、こちらは雄町を使用しながらもやはり大沼酒造店さんらしいコクは保ちながらも透明感溢れる仕上がりになっています。

蛸やズッキーニなどの具材との相性は勿論の事、蛸から溢れ出た旨みをしっかりと吸い込んだオリーブオイルを絡めたパスタをつまみに杯が進みます。

蔵元:有限会社大沼酒造店乾坤一 純米吟醸原酒 雄町

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