紅葉したカエデの葉が彩りを添える中、木の葉を模した容器に、炊き込みご飯や焼き魚、煮物、揚げ物、サラダなど秋の食材を詰め合わせた6種類の里山弁当が並んでいる写真

写真提供:入谷の里山活性化協議会

南三陸町入谷地区の里山を盛り上げようと設立された入谷の里山活性化協議会(会長:阿部國博)が、地域の飲食店や宿泊施設と合同で期間限定の弁当、里山ランチ「もみじ弁当」を企画。販売を前にお披露目会が11月9日(火曜日)ひころの里で行われました。

弁当の販売期間は11月15日(月曜日)~21日(日曜日)の1週間。今しか味わえない、南三陸の魅力がぎゅっと詰まった里山ランチ「もみじ弁当」をご紹介します。

累計1600個以上販売の人気弁当が今秋も待望の登場!

コロナ禍で毎年行われていた秋祭りやイベントの中止が相次ぎ、活気を失ってしまった地域を少しでも盛り上げようと昨年から始まった「里山ランチ」。呼びかけに賛同した入谷地区の飲食店や宿泊施設が地元食材を使ったオリジナルの弁当を考案し、期間限定で販売しました。昨年秋の第1弾「もみじ弁当」は780個、今年の春に販売された第2弾「春告げ弁当」は860個を売り上げ、地域の皆さんにも大好評!第3弾となる今回の「もみじ弁当」は入谷地区の6店舗が参加し、腕を振るいます。

「里山ランチ」には3つのルールがあります。ひとつは南三陸の食材を使うこと。包装は竹皮の弁当箱で統一し、なるべく自然にかえるものを使用すること。そして、何よりも作り手が楽しんで弁当を作ること。見た目や味にこだわるだけではなく、人や環境にもやさしいお弁当を目指しました。

思わず全種類食べたくなる!?今年のラインナップを紹介

それでは、南三陸の海や里の幸、そして作り手の愛情がたっぷり詰まった今年の里山ランチ「もみじ弁当」のラインナップをご紹介します。

まめ菜工房 ビーンズくらぶ「まめ菜弁当~秋バージョン2021~」

注文 電話:090-7562-6127 受付時間 9時~17時 申し込みは3日前まで

竹の葉風の容器に、さつまいも入りのおこわのおにぎりと新しょうがごはんのおにぎり、豆腐ナゲット、サラダなどのおかずが彩り豊かにもられた、まめ菜弁当の写真

ほんのり甘い栗とさつまいものおこわと、香りと食感の良い新しょうがごはんのおにぎり。優しい味付けでふわっとした口当たりの豆腐ナゲットはかわいらしいクマの形に。入谷産の大根とリンゴで作ったサラダ、さつまいものバター炒めが絶品。(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

ひころの里ばっかり茶屋「秋のばっかり弁当」

注文 電話:0226-46-4310 受付時間9時~16時 申し込みは3日前まで

香ばしい焼きおにぎりと、塩漬けにしたしその葉おにぎり、ゆで卵やハンバーグ、さつまいもなどが入った秋のばっかり弁当の写真

香ばしい焼きおにぎりと、塩漬けにしたしその葉おにぎりは素朴な味わい。愛のこもったハート形のひとくちハンバーグがポイント。入谷産のさつまいもで作ったホクホクの大学芋は冷めてもおいしくいただけます。もみじ柄のリンゴはひとつひとつ丁寧に切り抜いたスタッフの力作!(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

校舎の宿 さんさん館「秋のプチ精進イタリアン弁当」

注文 電話:0226-46-5633 受付時間9時~16時 申し込みは3日前まで

竹の葉風の容器に、ベジローフ、厚揚げの炒め物、サツマイモ、ごぼうのから揚げ、里芋まんじゅう、さつまいもやカボチャのグリルなど、彩豊に盛り付けられた秋のプチ精進イタリアン弁当の写真

メインのおかずはベジローフ。炒めた玉ねぎやニンジンにすりおろしたれんこんと高野豆腐を加えてミートローフ風に仕上げた手の込んだ一品。バジルみそとバルサミコ醤油でそれぞれ味付けした厚揚げの他、ごぼうのから揚げ、里芋まんじゅう、さつまいもやカボチャのグリルなど地元産野菜づくしのヘルシー弁当。デザートには入谷産のりんご「サワールージュ」のミニパイを。(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

パン・菓子工房oui「季節のサンドイッチ」

注文 電話:090-6065-1517 受付時間9時~18時 申し込みは3日前まで

(注意)弁当販売日17~20日限定

竹の葉風の容器に2種類のシンプルなサンドイッチが入って、秋野菜のチップスが添えられた季節のサンドイッチのお弁当の写真

写真左は工房前で育てた小麦「ゆきちから」の小麦粉とふすまを使って焼き上げた2つ折りのパンに無添加ベーコンと玉ねぎのピクルスをはさんだシンプルなサンドイッチ。右は入谷産のかぼちゃを生地に練りこんだベーグルにラムレーズンのクリームチーズをはさんだもの。付け合わせにかぼちゃ、さつまいも、れんこんなど食感が楽しい秋野菜のチップスを。(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

農漁家れすとらん 松野や

注文 電話:0226-46-4986 受付時間9時~16時 申し込みは3日前まで

(注意)弁当販売日15~19日限定

竹の葉風の容器に五目海鮮おにぎり、梅味噌でいただくユニークなサラダ、トマトなどが入ったお弁当の写真

インパクト大な五目海鮮おにぎりにはホタテ、あさり、たこ、ムール貝など南三陸産の魚介がたっぷり!ごはんに混ぜた刻みたくあんの食感がアクセントに。店の畑で採れた大根、キュウリ、セロリ、にんじんをピクルスにし、食べやすいようにレタスで包んで梅味噌でいただくユニークなサラダに女将さんのアイデアが光ります。(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

南三陸まなびの里いりやど「秋彩弁当」

注文 電話:0226-25-9501 受付時間9時~17時 申し込みは3日前まで

竹の葉風の容器に炊き込みご飯、秋鮭の香草焼き、ハンバーグ、ごぼうのから揚げ、里芋の煮つけなどが入った秋彩弁当の写真

志津川産の牡蠣をふんだんに使った炊き込みご飯、メインのおかずは秋鮭の香草焼き。入谷産のヒラタケが入ったハンバーグは赤しそのふりかけを練りこんでさっぱりとした味付けに。他、ごぼうのから揚げ、里芋の煮つけなど秋野菜もたっぷり!(写真提供:入谷の里山活性化協議会)

弁当から町の魅力を再確認 四季を通して提供していきたい

この日は町内の観光や飲食店関係者およそ40名が集まりました。各店舗による弁当のお披露目が終わった後、お楽しみの試食タイム。どの店舗の弁当が食べられるかはくじ引きで決めることに。みなさん、受け取った弁当をわくわくしながら開ける姿が印象的でした。

女性3人がテーブルに座って、お弁当を広げており、見比べながら楽しくお弁当を食べている様子を写した写真

それぞれのお弁当を見比べる楽しみも

全員で「いただきまーす!」の掛け声の後、協議会事務局の阿部忠義さんからひとこと。

「食べるときはお弁当にケチをつけないこと。“おいしいね”とみんなで褒めあって食べてください。それでこそ、お客さんも飲食店のみなさんも元気になりますから。おいしい喜びを分かち合いましょう!」

男性が焼きおにぎりをお箸で持ち上げ、笑顔で大きな口をあけて今まさにほおばろうとしている様子の写真

おいしさに思わず笑顔がこぼれます。

試食を終えたみなさんからは「おいしかった!」という声はもちろん、「南三陸のおいしい魅力が詰まっているので、教育旅行などで訪れた学生さんに食べてもらえれば町をPRできるのでは」とか「海と里があってこそ南三陸なんだぞっていうのが体現されているお弁当だと思う。お弁当をきっかけに里山も盛り上がってほしい。」など、期待の声も寄せられました。そしてなによりも一番多かったのは「全種類制覇したい!」という声。

里山活性化協議会会長の阿部國博さんは「各店舗が工夫を凝らし、町の良さが弁当箱ひとつに表現された見た目も味もおいしいお弁当を作ってくれた。この弁当をきっかけに地域が元気になって、ゆくゆくは四季折々の食材で春夏秋冬バージョンを作って、町内外のたくさんの人に食べてもらいたい。」と意気込みを話しました。

スーツ姿の阿部國博さんがにこやかにカメラを見ながらお箸でおかずの1品を持ち上げて見せている食事風景の写真。

入谷の里山活性化協議会会長の阿部國博さん 今後は教育旅行など団体客への販売促進を目指し、活動を続けていきたいと話します。

里山ランチ「もみじ弁当」は1週間の期間限定販売です。ぜひこの機会に南三陸の秋の味覚を堪能してみてはいかがでしょうか。

インフォメーション

  • 弁当販売期間
    11月15日(月曜日)~21日(日曜日)
    • (注意)販売日は店舗によって異なります。詳しくはチラシをご覧ください。
    • (注意)要予約で1個から注文可能。
  • 注文方法
    各店に直接お電話にてお申込みください。
  • 受け取り方法
    ひころの里ふれあい休憩所にて11時~13時の間にお受け取りください。配達は南三陸町内に限り、10個以上のご注文で相談可能。
鮮やかな赤い紅葉が大きく枝を広げ、その下の広い芝生のグラウンドでは人々が集まってゲートボールのようなスポーツを楽しんでいる様子が見える、秋晴れの風景の写真

里山ランチの販売期間中、受け取り場所のひころの里は紅葉が見頃。紅葉を楽しみながらお弁当を食べるのもいいですね。

もみじ弁当のちらし

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
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