
少し前の話になりますが11月29日(日曜日)、冷たい風が吹きすさぶ中、さんさん商店街にて熱いステージパフォーマンスが催されました。
その名も「南三陸スペシャルダンスステージ」。

東京でプロのダンサーが中心となって活動する団体「あいうえお」とタップダンスの「POWER OF TAP」が南三陸に集結。さらには、町内で活動する「南三陸ダンススクール」も集まり、この日限りのダンスイベントが行われました。

東京からこの日のために集結したメンバーは、これまでも福興市等での出演がある方々。
久しぶりの南三陸での公演で、懐かしい再会もあり、張り切っている様子です。


震災直後からこの町を知るダンスメンバーの一人は、南三陸ダンススクールに通う子どもたちのダンスを見ながら「こうして習い事ができるような環境になってきたことが、とにかくうれしい。」
と感慨深い様子。

一方、本場のプロダンサーのパフォーマンスを間近で見た南三陸の子どもたちは「すごい!」と目を輝かせています。

繰り出される音に身を委ね、ダンサーも観客も自然と笑顔になれる――。
ダンスにはそんな不思議なパワーが隠されているもの。
寒空のもと、町内外から集結したダンサーと100名近く集まった観客との間で作りあげられた熱い空間が、それを証明しているようでした。
(浅野)
