昨日に続き、11月8日開催のフォーラム『南三陸町の林業・木材の可能性~人口減少に負けない復興~』についてお伝えします。

フォーラム後半に始まったのは全員参加のグループディスカッションです。
テーマは『人口減』。

会議室のような明るい室内で、長机を囲んでグループごとに人々が活発に話し合っているグループディスカッションが行われている様子の写真

「人を呼ぶにはどうしたらいい?」
「いや、人が減っても困らない仕組みを作るべき?」

南は大分、北は北海道から集まった参加者の皆さん。
その多くがLN21会員であり、林業に携わる女性たちです。
まちづくりのために山ができることとは?

五人の女性が一つのテーブルを囲み、付箋やメモを使って真剣に意見をまとめたりノートをとったりしている写真

「パネルディスカッションで“デザイン力が必要”というお話がありましたね。
製品だけでなく、山の中にも言えることだと思うんです。
美しい山道には人が集まります。」
「山を含めた町全体のデザインか。北海道でもよく見られますね。」
「自然を守りつつ、人里として手を加える必要があるんだ。」

まだまだ話し足りない1時間ののち、グループ発表です。

Bと表示されたホワイトボードの前に立つ女性が、マイクを持って赤字で書かれた意見を指差しながら発表している写真
Eと表示されたホワイトボードの前に立つ男性が、マイクを持って青字と黒字で書かれた意見を指差しながら発表を行っている写真

「バイオマス材や林間農業などで安定収入確保」
「子どもたちへ木の良さを伝える教育を」
「林業での行政連携・都市交流を強化、税収や縁を増やすことで子育て環境を整備」

山を通じて町の魅力を作り、良い山、良い人が育つ町にしていくためのアイディアが各グループから発表されました。
志は一つでもその手法は様々です。
中には「イケメン林業家カレンダーを販売」という意見も。

満面の笑みを浮かべた男性が指をさして話しながら他の参加者たちも笑顔で耳を傾けている、和やかな雰囲気の討議の様子の写真
発表を聞いている参加者たちが拍手をしたり写真を撮ったりしながら、楽しそうに全体を見守っている写真

半日で町の林業のいまを吸収された参加者の皆さん。
翌日にはYes工房にて木工ワークショップを受講、直に南三陸杉に触れられたそうです。
現在町が抱える課題は将来全国の自治体が立ち向かうであろう課題でもあります。
今回のフォーラムが南三陸町と、皆さんの暮らす街の未来に繋がりますように。

「南三陸町の林業・木材の可能性~人口減少に負けない復興~」と書かれた横断幕を持ち、30人以上の参加者が並んで記念撮影をしている写真

豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21
サイト http://www.ln21.jp/

(日比谷)

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