透明に透き通った川の水面で水しぶきを上げながら勢いよく飛び跳ねる魚の様子をとらえた写真

鮭は川で生まれて稚魚に成長すると海に出て、約4年後産卵のため産まれた川に戻ります。
『母川回帰の習性』と言うのだそうです。
秋鮭漁は、南三陸町の基幹産業のひとつです。
町では、川に上ってくる鮭を捕獲して卵から稚魚を育て放流するふ化放流事業を行っています。参考:南三陸町小森ふ化場
今シーズンの様子を少しご紹介します。
10月になると町の川(八幡川、水尻川、水戸辺川)には鮭を捕獲するためのヤナが設置されます。

透明に透き通った川の水面で水しぶきを上げながら勢いよく飛び跳ねる魚の様子をとらえた写真
青い防水服と手袋を着けた二人が、魚でいっぱいの網を両側から持ち上げており、水しぶきが飛び交う中で魚が激しく跳ねている様子をとらえた漁の写真

ヤナにかかった鮭は川から運ばれて人工授精させます。

紫色の作業服に長靴を履き手袋を着けた四人の男性が板が張られた水辺で作業しており、木製の足場の上には魚が入った大きな青いかごが二つ置かれ、一人が網で水中の魚をすくってかごに移している様子をとらえた漁業の写真
青いテントの中で、紫色の作業着を着た二人の男性がテーブルの上で魚を扱っており、テーブルには赤い魚卵が入った容器が置かれた魚卵の採取作業の写真
青いテントの中で、一人がお腹に切り込みを入れた魚を持ち、もう一人がその魚から魚卵を取り出しており、白い大きなボウルに魚卵が集められている魚卵採取の様子の写真

自然の様子だと鮭のメスが産卵したところにオスが精子をかけるのですが、ここのところを人の手で行います。

青いエプロンと手袋を着けた男性が、大きな白いボウルに入ったオレンジ色の魚卵を片手でかき混ぜたりしている魚卵の処理作業の様子の写真
黄色いエプロンを着けた男性が、木の作業台の上で魚卵が入った青いバケツを水につけている様子の写真

受精が終わった卵はイケスに入れられ、4月まで育てられます。
稚魚になった鮭は2月初めごろから順次、川に放流されます。
放流の様子は、またその時期に掲載いたします。

川岸には黄色に染まったイチョウの木が立ち、背景には建物と遠くに橋が見える川で、青い作業着を着た人々が川の中に立ち、漁網を持って作業している様子の写真

最後に懐かしい、震災前の八幡川での秋鮭漁の様子です!(泣)
(西城)

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