ふのり・まつも・めかぶの3種類がトレイに入って置かれている写真

突然ですがクイズです。
下の写真の海藻3種の名前はわかりますか?

ふのり・まつも・めかぶの3種類がトレイに入って置かれている写真

あ、タイトルに名前が出ていましたね(笑)
写真手前が「ふのり」、右奥が「まつも」、左奥が「めかぶ」です。
どれも今の時期(2月から4月)に旬を迎える海藻で、めかぶは養殖にて生産されており、ふのりとまつもは天然ものを手摘みで丹念に採取されています。

それでは一つずつご紹介していきます。まずは「ふのり(布海苔)」です。
全国の岩礁海岸に分布しているものの、良質のものが取れるのは一部の地域で昭和中期までは、天然糊としての使われ方もされていたそうです。

左側が赤茶色の湯通し前で右側が緑色になった湯通し後のふのりがトレーにいれられ、湯通し前、湯通し後の文字と矢印で違いを示している写真

左が湯通し前、右が湯通し後です。鮮やかな色に変わりました。
ふのりレシピの王道は、味噌汁ですね。

お椀にいれたふのりを箸で持ち上げている写真

プチプチ&シャキシャキの食感がたまりません。
サラダや酢の物にしてもおいしいです

次は「まつも」です。
まつも(松藻)は松の小枝に似ている海藻のためその名がつけられました。

左側が黒色の湯通し前で右側が緑色になった湯通し後のまつもがトレーにいれられ、湯通し前、湯通し後の文字と矢印で違いを示している写真

地元民にとっては正直ありふれた海藻ですが、実は北海道と三陸海岸でしか採取できない珍しい海藻のため産地以外の市場にはあまり出回らず、高級料理店で使われている高級海藻です。
独特の風味と食感が特徴的で、一部では「海藻の王様」と呼ばれているそうです。
今回はポン酢でいただきます!

白い小皿に盛られたまつもの写真

ツルツルしたぬめりと歯触りの良さがたまりません。
個人的な所感で恐縮ですが、やはり3種類の中で一番美味しいです。

そして最後はめかぶ(和布蕪)です。
わかめの部位の一部で、根元の”ひだ状”の部分です。

左側が赤茶色の湯通し前で右側が緑色になった湯通し後のめかぶがトレーにいれられ、湯通し前、湯通し後の文字と矢印で違いを示している写真

目に飛び込んでくるのは、色変わりの鮮やかさと、その大きさですがこの大きいめかぶを細かく機械で刻んだものが、スーパーなどでよく見かけるネバネバめかぶになります。

湯通しすると、一気にネバネバになりました。
ポン酢や醤油でもおいしいのですが、少し通な食べ方をご紹介。

ひだ状の部分を、1枚1枚にカットして、大きいまま塩コショウだけでどうぞ!

白い小皿に盛られためかぶを橋で持ち上げている写真

ネバネバなのはもちろん、コリコリの食感が新鮮です。
さらに塩コショウのスパイシーさが、めかぶの風味を引き立たせます。
この味、この厚みは、勝手ながら「めかぶステーキ」と呼ばせていただきます。

さてここまで、ふのり、まつも、めかぶの海藻3種類を紹介してきましたが、実は他にも、わかめ、ひじきも旬を迎えておりますので春は海藻のシーズンなんですね。
食物繊維豊富な海藻は、整腸とダイエットに効果的です

しかしブログでは視覚的にしかお伝えできないのが悔しすぎます。。。
町内の魚屋さんで販売してますので、ぜひ旬の味を食べに、町へお越しください!!

(安藤)

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