白いビニールハウスのような建物の前でスーツや作業着を着た大人の男性たちが横に並んで立っており、左側には青いプラスチックのコンテナや一輪車が置かれていて、建物の入り口の横には「漁師の番小屋」と書かれた旗が立っている写真

南三陸から2,000キロ以上。
同じように、観光と漁業を生業とする沖縄県恩納村。
震災前から懇親のあった同村から海人(うみんちゅ)が視察に訪れました。
今回視察に訪れたのは、恩納村漁協で海ぶどうやもずくを養殖する漁師。
漁協にて加工や販売を担当する漁協スタッフ。
さらに道の駅を運営する商工会のメンバーまで。
青年部のメンバーを中心とした今後を担う若手主体でした。

白いビニールハウスのような建物の前でスーツや作業着を着た大人の男性たちが横に並んで立っており、左側には青いプラスチックのコンテナや一輪車が置かれていて、建物の入り口の横には「漁師の番小屋」と書かれた旗が立っている写真

町内の視察で現状を見た後は、戸倉の漁師・村岡賢一さんとの懇親や意見交換。
町内でめかぶやうになどの加工を行なう株式会社カネキ吉田商店の工場視察。
歌津で漁業体験を行なう金比羅丸など町内の漁業の現状を体験していただきました。
今回の視察の目的は、

  • 震災以降、東北沿岸での新しい漁業の動きを知ること
  • 復興支援として沖縄で取り組めることを探すこと
  • 恩納村としての防災を考えるきっかけにしたい

とのことでした。

白く明るい会議室で、男性たちが長机を囲んで資料や飲み物を前にしながら話し合っている写真

「いずれ沖縄でも養殖見学の体験はやってみたい。」
「海があってすぐ山がある地形が恩納村と似ている。防災の参考にしたい。」
「若い人たちが起ち上がっている姿に刺激を受けた。」
と、視察を通じてさまざまな想いを抱いたようです。

船の甲板の上でライフジャケットを着た男性たちが海を見下ろしながら漁の様子を見学している写真

南三陸町としても年間250万人もの宿泊数をほこる恩納村から学ぶことが多くありました。
「刺激になった。」「今度は恩納村に視察に行きたい。」という声があがります。

港に停泊中の漁船の前で、ライフジャケットや作業着姿の男性たちが笑顔で並んでいる写真

どうしても一方通行になってしまいがちな視察、ですが今回はそれとは無縁。
お互いに意見を交換し、刺激し合い、そして再会を誓い合っていました。
(浅野)

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