来賓の方が壇上で赤と白の幕の前に立ち、テープカットをしているところを、スーツ姿の多くの出席者が椅子に座って拍手して見守っている屋外式典の写真

10月19日(月曜日)
南三陸町の一大産業であった鮭のふ化放流事業の拠点ともいうべき、町内にあった4か所のふ化場が4年半前の東日本大震災による津波で、すべて被災しました。
小森ふ化場は、もとの場所をかさ上げして再建し9月末竣工、落成式を迎えました。
小森ふ化場の再建は『地域の関係団体の作る漁業』の新たなスタートラインでもあるのです。

来賓の方が壇上で赤と白の幕の前に立ち、テープカットをしているところを、スーツ姿の多くの出席者が椅子に座って拍手して見守っている屋外式典の写真
南三陸町小森ふ化場の建物とその前に整備された多数の水槽設備を、スーツ姿の人々が視察している様子を捉えた屋外の写真

佐藤仁町長は「震災によって町にあったすべての稚魚の池が被災してしまったけれども、多くのボランティアの献身的な作業によって、仮復旧した施設で(昨年度は)500万尾の稚魚の放流ができました。」
さらに、「鮭は栽培漁業の優等生。これを機会に産業再生をめざし、関係団体と力を合わせていきたい。」と挨拶しました。

野外で開かれた式典に整列して座り、配布された資料を手にしながら話を聞いている多くのスーツ姿の出席者を写した写真
赤と白の幕を背景に、壇上でマイクを使ってスピーチをしている男性と、それを正面から座って聞いている出席者たちを写した写真

来賓の方々は、懸命の努力によって仮復旧した施設で500万尾の稚魚を育て放流したことに対し敬意と称賛の言葉をかけていました。

屋外の壇上でスピーチ原稿を手にして話している別のスーツ姿の男性が、出席者に向かって話している赤と白の幕の前の写真
赤いネクタイを締めた来賓の男性が、赤と白の幕の前で紙を読みながらスピーチをしている姿と、それを聞く参加者たちを写した写真
山と空を背景にした屋外式典で、スーツを着た男性がスピーチをし、複数の出席者が真剣に話を聞いている赤と白の幕の前の写真

式の後、出席者は施設の中を見学して回りました。

窓から光が差し込む室内で、白いデスクと青い椅子、パソコンやプリンターなどが整然と並ぶ南三陸町小森ふ化場の事務室の写真

テレビ局の方々も各社おいででした。

テレビカメラやマイクを持った報道関係者が、ふ化場の前で作業服やスーツ姿の関係者にインタビューしている様子を写した写真

飼育池は18面あり、種卵収容能力は1600万粒。

建物の内部で、フタが部分的に開けられた多数のふ化槽が整然と並び、中に水が張られている様子を上から撮影した写真

こちらはふ化室で水が満タンに入っていました。
鮭には水がとても大切と聞きました。いい水源があったのですね。

志津川淡水漁業協同組合の高橋組合長と及川専務理事のお二人。

複数の水路が平行に並んでおり、水が静かに流れていて、その奥には工事中の高架橋が見え、周囲には山と林が広がっている浄化施設の写真
赤と白の垂れ幕の前で、スーツを着た男性二人が笑顔で並び、右の男性は胸に赤いリボンを付けて式典用の資料を持っている、施設完成記念式典での記念撮影の写真

南三陸町小森ふ化場のすぐそばには、三陸道志津川インターチェンジ(仮称)が完成する予定となっています。
ここを拠点に、南三陸町の産業復興がより一層加速することを願います。
(西城)

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