港の岸壁に沿って倉庫やトラックが並び、遠くの山と漁船が静かな海に浮かんでいる様子が朝の光に照らされている、静かな漁港の写真

三陸はそろそろ晩秋の雰囲気。
志津川魚市場には連日20~30トンのサケが水揚げされてきています。

港の岸壁に沿って倉庫やトラックが並び、遠くの山と漁船が静かな海に浮かんでいる様子が朝の光に照らされている、静かな漁港の写真
漁師や関係者たちが周囲で作業をしている大きな屋根のある市場で、大きな青いコンテナに沢山の魚が入れられた、水揚げ直後の魚市場の写真

春夏の養殖銀ザケと違い、秋のシロザケは遠海を旅して戻ってきた天然物です。
冬のお楽しみ『キラキラいくら丼』のイクラも、このシロザケから採られます。

銀色の体を持つサケが密集して並び、氷水の中で新鮮さを保っている様子をアップで撮影した写真

水尻川では『やな場』作りが始まっていました。
川を遡ってきたサケを檻に捉える仕掛けです。

川の横の護岸で作業員が座ったり立ったりしながら見守る中、ショベルカーが川の中で鉄のカゴのようなやな場を作っている様子の写真

捉えたサケから卵を採取し、半年かけて孵化・成長させ、翌春に稚魚を放流するのです。

周囲にはヘルメットをかぶった作業員たちが立って見守るなか、オレンジ色のショベルカーが川の中で金属製の檻を作っている、やな場の設置作業の写真

河口近くにはもう大きな魚影が泳いでいました。
2014年に遡上してきたサケたちは4歳から5歳。
震災から間もない頃に放流された稚魚もいるはずです。

緑がかった澄んだ川の中を泳ぐ魚の姿がぼんやりと見えている様子の写真

「震災以後に放流されたサケは帰ってこないのでは」と心配されていましたが、現在のところ水揚量は前年と遜色ないとのこと。
サケを迎え、育て、生活の一部としてきた地域の文化を今年も受け継いでいきたいものですね。

小高い山に囲まれた川に、金網とロープで区切られた人工のいけすのような設備が設置されている写真

(日比谷)

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