霧がかった海に多数の漁船が浮かび、手前には作業中の船が見える様子を撮影した写真

大型台風が近づいています。
三陸沖への最接近は12日頃との予報ですが、宮城県では先ほど土砂災害注意報が発令されました。
引き続き気象の変化にご注意ください。

さて、最盛期を迎えているギンザケ漁。
6月某日早朝。眠い目をこすりつつ、その水揚げ作業に同行させていただきました。

午前4時40分 夜明け前の水戸辺漁港に集合!
あいにくのお天気です。

霧がかった海に多数の漁船が浮かび、手前には作業中の船が見える様子を撮影した写真

漁船に乗り込み養殖場へ向けて出発!

漁船の上に青いプラスチックの魚用コンテナが並び、船が波を立てながら海を進んでいる様子の写真

沖へ少し進むと左手前方に養殖場が見えてきました。

青い作業服の人が乗った漁船が魚の養殖いかだの近くを航行している様子の写真

ギンザケの日毎の水揚げは計画的に決められています。
すでに市場で流通先のトラックが待機しているため、台風の時などよほどの時を除いて、漁にお休みはないのだそうです。
大変なお仕事です!

複数の作業員が魚の養殖いかだのネットに手をかけて作業している様子の写真

巨大な生簀網を引き揚げると、底一面のギンザケが現れました。
「今日の出荷は4000尾かな。」
大漁です!

水中から魚をすくい上げるために網を引いており、いかだの中でたくさんの魚が跳ねている様子の写真

網ですくって…

大きな網の中に集めた魚をクレーンでつり上げている様子を撮影した写真

4000尾を数隻に分けて積み込みます。

白と青色のレインコートを着た2人の作業員がクレーンで引き上げた魚の入った網を船のコンテナに移している様子の写真

船はそのまま市場へ向かいます。

港に近づく漁船の上に、収穫された沢山の魚が白いコンテナに並んで積まれている様子の写真

市場に到着!

漁船が港に着き、作業員が岸壁で魚の入ったコンテナを下ろす準備をしている様子の写真

ギンザケの詰まったコンテナをフォークリフトで吊り、陸揚げします。

港の岸壁でフォークリフトが魚のコンテナを運んでおり、後ろには他の漁船も並んでいる様子の写真

ベルトコンベアに載せられたギンザケを人の手で重さ別、出荷先別に仕分けます。

作業場で複数の作業員がベルトコンベアに乗った大量の魚を仕分けたり箱に詰めたりしている様子の写真

ライン作業のお姐さん、プロフェッショナルな手さばきがカッコいいです!

女性の作業員がコンベアに流れてくる大きな魚を手に取り白いトレーに丁寧に移している様子の写真

市場での出荷作業が終わると、再び養殖場へ引き返します。
翌日の漁の下準備作業のためです。
明日の計画数3000尾を計数し、水戸辺漁港に戻れば本日の水揚げは終了です。

海に浮かぶ養殖いかだの上で、作業員が網やロープを操作しながら魚の収穫準備をしている様子の写真

完全な計画出荷でどんなときも休みなく作業をすること、仲間で協力しあわないと出来ない共同作業であること、機械を使うとはいえ、船の上の作業であることもあり、重労働であること。

このように、美味しいギンザケは多くの人々の手間を経て食卓に届くんですね。
改めて、感謝の気持ちで「いただきます」ですね!

(高橋)

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