大きな屋根のある魚市場の建物内で、青い作業着を着た人々がフォークリフトや水色のコンテナを使って魚の荷下ろしや仕分け作業をしている魚市場の写真

このところ震度3~4の地震が続いています。
防災用品や避難路の再確認をしておくと安心ですよ。

さて。
6月の早朝、志津川漁港にやってきました。

大きな屋根のある魚市場の建物内で、青い作業着を着た人々がフォークリフトや水色のコンテナを使って魚の荷下ろしや仕分け作業をしている魚市場の写真

この季節、魚市場の主役は銀ザケです。

水が張られた白い容器にたくさんの魚がぎっしりと入れられており、その奥にフォークリフトや作業員の姿が見える水揚げされた魚の集荷場の写真
氷の中に並べられた銀色に光る魚が大きく写っており、鱗や目までよく見える新鮮な魚をアップで撮影した写真

身が滑らかで、刺身でも塩焼きでもおいしい銀ザケ。
志津川は1976年、世界で初めて銀ザケ養殖事業を始動した銀ザケ養殖発祥の地です。
湾内の水温・潮の流れなどが育成に向いているとされ、『銀のすけ』『伊達のぎん』など数々のブランド銘柄を生み出してきました。

震災・津波により大きなダメージを受けた養殖事業ですが3年が経った現在、いくつかの設備が再開しています。
今年は志津川漁港・細浦漁港あわせて1日30トン前後の水揚げがあるそうです。

屋外にある魚市場の建物前で、フォークリフトが白い容器を運んでおり、青空の下で多くの人が働いている魚市場の写真

養殖は主に、北海道で育てた稚魚を志津川湾で大きく成長させる方法が取られています。
稚魚が志津川湾に届いてからが、養殖業者さんの技術の見せ所。
餌や飼育環境、水揚げ後の〆方に至るまで各社こだわりを持っています。

「うちの銀ザケは歯ごたえが違うんだよ。」
「丁寧に血抜きするから臭みがなくて、刺身に最高。」
「食べ比べたら分がっから!」

前掛け姿の作業員がまな板の上で鮭を包丁で丁寧にさばき、手前の板の上にさばいたオレンジ色の切り身が並んでいる様子の写真

揚がってきた銀ザケは魚屋さんや飲食店に卸されるほか、水産加工会社で切り身等に加工され、全国に出荷されます。

港のすぐそばにある魚市場の建物内で、多くの人が青や黄色の作業着を着て、水色の大きな容器の前で魚の仕分けや選別作業をしている作業風景の写真

銀ザケの水揚げは8月まで続きますが、旬は6月後半だとのこと。
まさにこれからです。

(日比谷)

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