長机が3つ1列に並べられ、参加者がその机に座って前方の関係者の説明を真剣に聞いている様子の写真

3月23日、ポータルセンターにて観光協会主催の町内再発見プロジェクト「まちづくり大学 南三陸農業まるわかり講座」が開催されました。
まちのなか大学については過去にも取り上げておりますのでコチラをご覧ください。

長机が3つ1列に並べられ、参加者がその机に座って前方の関係者の説明を真剣に聞いている様子の写真

当日配られた資料は「春告げ野菜栽培マニュアル」「2015種苗ガイド 春号」「日本農業新聞のコピー」と、普段なかなかお目にかかれないものばかり。

「春告げ野菜栽培マニュアル」「2015種苗ガイド」「日本農業新聞のコピー」の資料を机に並べて置いている写真
資料を持った参加者の方の手元を写した写真

そして本日の講師は、JA南三陸志津川営農センターのセンター長 阿部司さんです。
最初は世界や日本の食糧事情といった大きい話から始まり、徐々に南三陸の農業へ具体的な話に繋がっていきます。

男性が両手を前に出しながら説明をしている写真

今までの歴史上、南三陸町で扱ってきた農産物は15種類。
水稲栽培は古来より始まり、養蚕は江戸時代末期から。
葉タバコは昭和5年より栽培が開始されました。
そして戦後から一気に種類が増え、畜産(酪農・肥育)、花卉、椎茸、ほうれん草、いちご、ふき、野菜の種取り、いちじく、春告げ野菜、小松菜、長ネギを扱っています。

平成25年より栽培がスタートした長ネギは、露地栽培が可能なため取り組みやすく去年は20件の農家さんが育てておりましたが、今年は2倍になる見込みとのこと。

勉強の途中で出されるクイズはなかなか難しいものもあります。

「水稲は何科だかわかりますか?」
「牛の胃が何個あるかわかる人~?」

クイズの正解者には、JA南三陸より粗品が送られました。

参加者の方が座っている机に関係者の方が近づいて説明をしている写真

そして後半は「春告げ野菜」に関して。

資料を顔の横に持ち上げ説明をしている男性の写真

ちぢみほうれん草やちぢみゆきな、菜花など、7種類の野菜が春告げ野菜と呼ばれておりますが実はこの「春告げ」という言葉、南三陸町で商標登録している言葉なんだそうです。
春告げ野菜は冬の寒さを乗り越えるために糖度を増しているため甘いのが特徴で、配られた資料には、春告げ野菜を使ったスイーツのレシピも掲載されていました。

「外に出て天気をいっぱいに浴びることで、元気が出て、人気が出る。
 それが農業です。」

阿部センター長の締めの言葉が響きました。

「田束山マイスター養成講座」の案内チラシ

南三陸町を再発見できる「まちのなか大学」。
次回は3月31日の「田束山マイスター養成講座」です。
お楽しみに!

(安藤)

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