木製のテーブルの上に、茶色いパッケージに入った「清癒湯」という入浴剤と、白い箱に緑色の文字で「南三陸トウキエキス石けん」と書かれた石鹸が並べて置かれている写真

入谷地区で行われている、薬草トウキの栽培。
(以前トウキについてご紹介した記事はコチラ
前回はトウキの葉(トウキリーフ)についてのご紹介でしたが、今回はトウキの根についてもご紹介いたします。
トウキの根は、生薬であるため漢方薬等の原料として利用されています。
しかし、葉は利用されていないのが一般的だそうです。
ところが、この入谷産のトウキは、根も葉も様々なところで使われています。
根の成分には血行促進作用や保湿効果があるとのことで、根は、入浴剤や石けん等に使われています。

木製のテーブルの上に、茶色いパッケージに入った「清癒湯」という入浴剤と、白い箱に緑色の文字で「南三陸トウキエキス石けん」と書かれた石鹸が並べて置かれている写真

こちらのトウキは、毎年5月に苗の定植を行い、夏に茎葉の収穫、そして冬に根の収穫をするそうです。
先日、今年のトウキ苗の定植作業が行われるとのことでトウキ畑にお邪魔してきました。

木々が生い茂る中、水がはられた畑は区画分けされ、田園風景の中で、白いトラックや数台の車が停まるそばで人々が畑作業をしている写真

普段このトウキのお世話をしているグリーンウェーブ農園チームのみなさんと、ボランティアの方々、約30名で定植作業がスタート。

黒いビニールシートが敷かれた畑で、STAFFと書かれた蛍光色のベストを着た人々が土や植物に手をかけながら定植作業が行われている写真

小さな苗を、一つ一つ丁寧に植えていきます。
1年ほど経つとこんなに大きくなるんですよ!すごいですね。

背景には背の高い木々が茂る森林が広がり、成長した野菜が並ぶ畑で、スタッフと書かれたベストを着た人々が立っている写真

定植作業が終わったら、トウキリーフを使った料理の試食会。

赤と黒の縁の白い丸皿に、トウキリーフやベーコンなどの材料で作られたパスタが盛り付けられた写真
白い丸皿に、トウキリーフを揚げた天ぷらが盛り付けられた写真
赤と黒の縁の白い丸皿に、トウキリーフの葉が置かれた8等分にカットされたピザが盛り付けられた写真

トウキリーフは、野菜としていろいろな料理に使えます。パスタに天ぷら、“たらすもづ”まで!!
私も試食したのですが、どれもこれもおいしかったです
注意:“たらすもづ”は“たらしもち”がなまった言い方。小麦粉を水で溶いて、砂糖や味噌やゴマ等を混ぜてフライパンにたらして焼いたもの。モチモチ食感の、昔ながらのおやつです。
最後に、入谷産トウキ根だけを使った、足湯の体験。
定植作業で疲れた足が癒されます

ビニールプールの周りに人々が座り、STAFFと書かれたベストを着た人達が足湯につかっている写真

「さんさん商店街かどっかで、この足湯やったらいんでない?」
「仮設さ持ってって、みんなに入ってもらうのもいんでないべか!?」
足湯をしながら、色んなアイデアが出ます。お話も盛り上がりますね!
様々な可能性がある、入谷産トウキ。
今後の展開が楽しみですね!
(高橋)

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