
ちょっとお休みをいただきましたが南三陸町公式ブログ「南三陸なう」、再開します。
新年度も南三陸の“いま”を伝え、記録していきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします!
さて3月27日、快晴の一日。
町のイベントスペースとして定着してきたポータルセンターにてのぞみ福祉作業所さんによるワークショップ「NOZOMI PAPER FACTORY OPEN!!」が行われました。

のぞみ福祉作業所さんは2013年より、「障がいのある人がアートを仕事にできる環境をつくる」ことを目的に設立されたエイブルアート・カンパニーさんの協力のもと、東京のデザイナーさんと一緒にデザイン性の高い商品を生み出してきました。
プロの方のデザインを入れることで商品の付加価値を高めることが目的です。


南三陸きりこプロジェクトさんとのコラボ商品である「きりこはがき」やオリジナル絵スタンプを押すことができる「OSTA BAG」、さらには利用者さんのイラストなど、様々な作品が展示されています。


のぞみ福祉作業所スタッフの森さんに話を伺いました。
「このイベントは、利用者さんが書いた絵や作った作品を地域の皆さんにお伝えするための場として開催しました。
“展示して発表する”という目標があると、励みになり、自信につながります。
今日はいつもの作業所にいるときとは雰囲気が違ってみんな楽しそうなんですよ。」


「OSTA BAG」作りのワークショップでは、オリジナルスタンプをトートバッグに押してもらいました。
みんなでパシャリ。
よい笑顔です

「今まで商品作りをやりたくても、こうして形にすることはできなかったんですが震災がきっかけで新しいことに取り組む考え方に変わりましたし、プロのデザイナーさんとの良いご縁をいただき、商品化することができました。」(森さん)


オリジナルデザインのモアイグッズは、女性からの支持を受け、相変わらず人気です。
東京の作業所で製造されているキーホルダーもかっこいいデザインですね!

そしてこの「まっしろな、一枚のはがき。」は、全国から支援いただいた紙パックを使った紙漉きのハガキに、活版印刷の文字を印字してあります。
手作りの良さと、関係者の思いがたくさん詰まった温かみのある1枚です。

地域に開かれた福祉、そして魅力的な商品づくり。
のぞみ福祉作業所さんの新しい挑戦はまだまだ続きます。
社会福祉法人 洗心会 のぞみ福祉作業所
志津川字沼田56-3
0226-46-5129
(安藤)
