石段の両脇に明かりを灯した灯篭が並び、鳥居の奥に進む人々が見える夜の神社参道の写真

9月半ばの連休は各地でお祭が多かったようですね。
志津川地区の上山八幡宮でも、五柱の神々に感謝を捧げる大事なお祭が開かれていました。

9月14日、夕方から始まったのは宵宮祭(よいみやさい)です。
参道がたくさんの絵灯籠で照らされ、舞台では本吉法印神楽(もとよしほういんかぐら)が奉納されました。

石段の両脇に明かりを灯した灯篭が並び、鳥居の奥に進む人々が見える夜の神社参道の写真
能舞台の上で、鬼のような面をかぶった水色と赤色の衣装を着た二人の人物が紙を舞わせながら演舞している写真

このお神楽を毎年楽しみにされている方も多く、参拝客数十名が舞を堪能しました。

夜の神社境内で、提灯に照らされた舞台を前に椅子に座って神楽を鑑賞する人々の写真

明けて9月15日は例大祭の日。
神社本殿にて神事が行われました。

神殿の中で、スーツ姿の男性たちが祭壇に向かって深く頭を下げて祈っている写真

この1年を無事に過ごすことができたと、人々が安堵の表情を浮かべます。

神社の境内に集まった男性たちが簡易ベンチに座って会話をし、傍で黄緑色の着物を着た神主さんが立って見ている写真

例大祭が終わると『稚児祈祷』の始まり。

鳥居の前で色とりどりの着物を着た子どもたちが集まり、家族に付き添われながら進んでいる写真

きらびやかな装束の天童が参道を登ってきました。
小学校入学を来年に控えた子どもたちです。
一人ひとりお祓いを受け、健やかな成長をお祈りします。

森の中にある拝殿の前で、神主さんと並んだ着物姿の子どもと母親が拝礼している写真

元々は『稚児行列』といって、子どもたちが志津川の町を練り歩く行事だったそうです。
津波によって市街地が被害を受けたのちはこうして境内で御祈祷が行われています。

石階段を上がった神社ののぼり旗の前で、ピンクと紫の衣装を着た女の子と母親、姉らしき人物が並んで写っている写真
緑色の装束を着た男の子が破魔矢を手に持ち、両脇に立つ両親とともに笑顔で写っている写真
拝殿の前に立ち、金の冠とピンクの衣装を身につけた女の子が両手で破魔矢を持ち笑顔でポーズをとっている写真。

装束姿の子どもたちは晴れやかで可愛らしく、すぐに着替えてしまうのが惜しいほどでした。
彼らが町を駆けまわれる日が一日も早く来るよう、切に切に願います。

神社の境内で手水舎の水を使って子どもたちが手を清め、大人たちが見守る中、石畳の参道をピンクの衣装を着た女の子が母親と一緒に撮影している写真

(日比谷)

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