木造の建物の軒下に並んでいる人たちに、十数人の学生たちが一列に並んであいさつをしている写真

中国語講座スタートから2ヶ月。

受講生の皆さんは慣れない言語に苦戦しつつも熱心に勉強を続けておいでのようです。

「今度留学生との交流会があるのよ~」とのことで、またまた南三陸ポータルセンターにお邪魔しました。

木造の建物の軒下に並んでいる人たちに、十数人の学生たちが一列に並んであいさつをしている写真

7月10日、金枝先生に連れられて8名の若者がやってきました。

台湾の私立景文科技大学 観光餐旅學院(観光学部)で調理を学ぶ学生さんたちです。

木造の室内で、前方に立つ十数人の地域住民と、イスに座った学生たちが向き合って話をしている様子の写真

「ファーミン、ダジャ、ライダオ、ナン・サン・ル(ようこそ南三陸へ)。」

4人がホワイトボードの前に立ち、左から二番目の男性が学生たちに向けて紙を持ちながら中国語で挨拶をしている写真

中国語で歓迎の挨拶、通じたかな?通じたみたい!

「はじめまして、みんなで台湾からきました。」

日本語で返してくれました!

大学で日本語を専攻されているそうで、とってもお上手です。

前列に座っている学生たちの中で、黒い服の女性が立ち上がって自己紹介をしている写真

学生さんたちはそれぞれ、飲食店の開業や独立などを目指して勉強されています。

今回は日本の観光を学ぼうと海を渡ってきてくださったとのこと。

嬉しいですね。

互いの言葉で自己紹介ののちは交流タイム。

皆で台湾の料理を作ります。

スクリーンに中国料理の名前と写真が映され、女子学生が中国料理の紹介をしている写真
天井の高い木造の室内で、多くの参加者がテーブルの周りで料理の準備をしている写真

さすがに学生さんたちの手際は鮮やか。

数人の男女がテーブルで協力しながら、フライパンで肉団子のような料理を焼いたり、ボウルで材料を混ぜたりしている様子の写真

「た、たまねき、トメトキチャップ、かたくにこ。」

たどたどしい日本語とのギャップが可愛い…。

そしてもっとぎこちない日本メンバーの中国語。

言葉で伝えきれないもどかしさを料理が埋めてくれます。

炒め物にスープなど、台日合作の3品ができあがりました。

料理のレシピや説明の紙が置かれ、傍に白い皿に盛られた、アサリと大根のような具材が盛り付けられた料理が2皿並んでいる写真
フライパンの中にはカラフルな野菜と肉の炒め物がある料理を、女性と男子学生が協力して皿に盛りつけている写真

おなじみ、南三陸のたらすもづも焼けましたよ~。

いただきます!

紫蘇がのせられた三角形の食べ物をフライパンで調理している写真

「酢は、スー。椎茸は?」

「シャン・グゥ、です。」

実食の時間も発音指導とは、どちらも勉強熱心ですね。

長テーブルを囲んで完成した料理を食べながら、年配の女性と男子学生が笑顔で会話している写真

学生さん方はこの翌日に東京へ移動されました。

日本語学校で日常会話をマスターしたうえで、北海道のホテルでの長期インターンに入るのだそうです。

頑張ってくださいね。

木の内装の部屋で、日本人と学生たちが一つのテーブルを囲み、料理を前に会話を楽しんでいる様子の写真

交流人口の拡大を目指す南三陸町にとって「外国の方をどうお迎えするか?」は超・重要課題です。

特に台湾は(仮称)町立南三陸病院・ケアセンター建設への支援などご縁が深く今後も多くの方の来町が予想されます。

観光でもお仕事の現場でも、様々な土地の人が笑い合って暮らせる町に。

今はその準備段階です。

料理の並んだテーブルで、子供と女性と学生たちが紙コップを手に持ち、笑顔で乾杯をしている写真

(日比谷)

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