
森里町海の産業に郷土文化、災害の歴史に復興まちづくりと多様な顔を持つ南三陸町。
いまやここは社会を知るための学びの場ともなっています。
7月上旬には宮城県角田市立金津中学校の校外学習が実施され、同校2年生37名が町を訪れました。

生徒たちは2泊3日の滞在中に語り部バスや漁業の見学、きりこ作りなどを体験。
2日目にはグループに分かれ、町内各地の仕事の現場に飛び込みました。


こちらは歌津地区の伊里前福幸商店街。
女子生徒たちが商店街に散らばり、店員さんへのインタビューや新商品の告知などを行っていました。




同じ頃、さとうみファームでは男子生徒たちが牧場清掃中。

「これ相当きついよー。」
「いつもはこの仕事を2人でしてんねんで。」
「マジで?すげー…。」

お疲れモードで休憩タイム。
さとうみファームスタッフの高橋真作さんに職場インタビューを行います。

「南三陸のまちづくりの課題は何があると思いますか?」
「それ俺が答えるの~?」
2年前に奈良から移住してきたという高橋さん。
南三陸は人の繋がりの濃さが魅力だと語ります。
その繋がりを大切に暮らしていきたい、とのお話を生徒たちがせっせと書き取っていました。
「そろそろ休憩終わりやけど、疲れたやろ。仕事やめて海でも行こか?」
「…いや、あそこ片づけてからにします。」
生徒たちは熊手を手に、再び羊小屋へ向かうのでした。
金津中学校 校外学習のレポートは次回へ続きます。

角田市立金津中学校 サイト
(日比谷)
