
また痛ましい災害が起こってしまいました。
南三陸町では庁舎内に募金箱を設置しネパール地震被災地への義援金を募っています。
町民皆様のご協力をお待ちしております。
それでは本日の話題。
今年2015年は、旧歌津町と旧志津川町が「南三陸町」に合併して10周年のメモリアルイヤーです。
みなさんは合併する前のそれぞれの町のことをご存じですか?
今日は歌津町史と、志津川町誌をご紹介します。

コアラ館に並んでいる分厚い冊子は積み重ねた町の歴史。
一番右の一番厚みのある「歌津町史」は昭和60年に完成し左4冊の「志津川町誌」は平成元年に完成したものです。
それぞれの町の歴史、行政、産業、観光など、様々な内容が掲載されています。

少し気になったところを抜粋して紹介します。
「歌津町史」945ページより
明治38年、徳島県板野郡里浦村の人、粟田安太郎が歌津村に来往して若布の製法を伝えた。
そのころまでこの附近の人々は若布の食用になることは知っていたがそれ程価値のあるものだとは思っていなかった。
精々秋の大根まきの肥料になるくらいであった。
関西では鳴門わかめとして声価を呼んでいるのに、ここでは肥料として顧みられていない。
まるで二束三文にもなっていない。
粟田はそれに着目したのである。
歌津を適地と見た理由は、広大な砂浜があること。原料若布が無尽蔵にあることだった。
取り入れた製法は…
わかめは歌津地区の特産になっていますが、
110年前はまだ産業として成立していなかったんですね。

歌津町史・志津川町誌は図書館等で閲覧できるほか、「じっくり読みたい!」という方は今ならご購入も可能だそうですよ。
(歌津町史5,000円、歌津町史・志津川町誌DVD eBook 2,000円 共に要事前申込、振込払)
合併10周年の今年だからこそ、町の歴史を勉強してみるのも
面白いかもしれません。
- 購入のお申込み
- コアラ館(南三陸町オーストラリア友好学習館)
- 利用時間 9時~17時
- 休館日 年末年始のみ
- 南三陸町志津川字沼田56番地 ベイサイドアリーナ隣
- 電話 0226-46-2670
- 歌津町史・志津川町誌についてのお問い合わせ
生涯学習課 0226-46-2639
(安藤)
