提灯や旗でにぎやかに飾られた櫓の上で、男性がマイクを持って開会の挨拶をしている盆まつりの写真

広島から届く辛い報せに日々胸を痛めております。
尊い命を落とされた方々のご冥福と行方不明となられている方々の一刻も早い救助をお祈りしています。

本日は先週末8月24日、登米市南方で開かれた盆まつりの模様をお伝えします。

提灯や旗でにぎやかに飾られた櫓の上で、男性がマイクを持って開会の挨拶をしている盆まつりの写真

大漁旗を翻す強風、時折ぱらつく雨。
空の変化にヒヤヒヤしながら、人々がお祭を楽しみます。

屋台のテントの下でカラフルな三角巾をかぶった女性たちが、笑顔でお客さんにかき氷を販売している写真
小さな子どもたちや浴衣姿の人々がビニールプールでヨーヨーすくいを楽しんでいる様子の写真
屋外で鉄板の上に並べたフランクフルトを男性がトングで焼いている様子の写真

ここはイオン南方店跡地応急仮設住宅。
1期・2期合わせ350戸超、南三陸町最大の仮設住宅です。

夕焼けの空の下、仮設住宅の並ぶ通りを浴衣姿の子どもと大人が歩いている後ろ姿の写真

暮らしているのは町内様々な地域から集まった方々です。
元々は知らない同士ですが、3年をかけて深い繋がりが育まれました。
盆まつりも今回で3回目となるそうです。

緑のテントの下で、手拍子をした女性が見守っているなか、マイクを持った高齢の女性が歌っている様子の写真
白いテントの下で椅子に座った女性たちが、手作りのうちわを持って笑顔で声援を送っている写真
屋外のテントの下で高齢者の方々が椅子に座って談笑している写真
夕暮れの会場で提灯の下、派手な衣装の人たちが踊りながら盆踊りを楽しんでいる写真

が、実行委員会の方のお話によると盆まつり開催も今年が最後かもしれないのだそうです。

「公営住宅等の整備が進み、仮設を出る世帯が増えてきています。
 またここも登米市のご厚意でお借りしている土地です。
 集約をしつつ、なるべく早くお返しするべきでしょう。」

夏祭りの入り口付近で、青い旗やヒマワリが並ぶ通りを多くの人が傘を差して歩いている写真

「仮設を出る方の行先は元の地域だったり、他の移住先だったりと様々です。
 おのおのその場所で新しいコミュニティを築かなければなりません。
 皆さんにはしっかり前を向いて歩んでいってもらいたい。
 そのためにも、周囲の助けに感謝し、今日の祭を楽しみましょう。」

夜の盆踊り会場で、提灯や紅白幕に照らされた櫓を中心に、見物客がテントの下や芝生に座っている様子の写真
夜の会場のテントの下で、赤い帯を締めた色違いの浴衣を着た女性たちが並んで座り笑顔を見せている写真

日が暮れるころには雨風も治まったようです。
提灯の光の下、踊りの輪は名残を惜しむように回り続けていました。

夜の盆踊り会場で、照明の下で法被を着た男性が大きな和太鼓を力強く叩いている瞬間をとらえた写真
提灯の明かりが吊るされた夜の広場で、人々がゆったりと踊りながら盆踊りを楽しんでいる様子の写真

(日比谷)

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