緑の森と山を背景に、たくさんの白いテントや色とりどりの屋根付きテントが立ち並び、色鮮やかなのぼり旗が風になびいているイベント会場全体の写真

5月26日。
今月の福興市は初めて、伊里前商店街で開催されました。

緑の森と山を背景に、たくさんの白いテントや色とりどりの屋根付きテントが立ち並び、色鮮やかなのぼり旗が風になびいているイベント会場全体の写真

今日はその会場で同時開催された「HOPE FESTIVAL 2013」のお話を。

もともと南三陸では10年以上前から、町の若者達により「ベイサイド・ロック・フェスティバル」という音楽イベントが行われていました。

そこへ襲った震災、津波。
仲も機材も失われた中、「それでも音楽で地元を元気にしたい」と願う有志たちの手で2011年10月29日に始まったのが「HOPE FESTIVAL in 南三陸」です。

音楽のプロとして彼らを支えるのは支援集団「烏合の衆~東北援護射撃~」。
その仕掛け人、パンクバンド「JUNIOR」のGo!さんとお会いしました。

赤と黒のボーダー柄の服を着て、緑と白の唐草模様のタオルを首にかけて横を向いた、鮮やかな緑色の髪をしたGo!さんの写真

震災直後、音楽仲間の方と被災地へ物資支援を行ったGo!さん。
ミュージシャンとしての次の支援の方法を考えていた時、南三陸のファンとツイッターで繋がったことがこのイベントのきっかけだったと言います。

演奏家の誘致や設備の支援など、Go!さんの呼びかけが「HOPE FESTIVAL」の実現に大きな力を発揮しました。
ご自身の所属するバンド「JUNIOR」も南三陸でのステージ出演は今回で3回目だそうです。

「若い人が音楽に触れられる機会を増やしたいんです。
他所のライブとの融合も有りだと思うし、平成の森野球場を人でいっぱいにするようなフェスとかできたらいいですね。」

屋外の特設ステージで音楽ライブが行われており、前方の観客たちは腕を上げて盛り上がり、バンドメンバーが演奏している様子の写真

今年で3回目となった「HOPE FESTIVAL」。
10組の演奏者が参加し、福興市を盛り上げました。
Go!さん達東京からの出演者はファンの方々と30名以上でバスに乗り合わせていらしたそう。

野外のステージで多くの人々が手を挙げて盛り上がっている様子を、観客の背中越しに撮影した写真

南三陸町のバンド「LAヤンキース」メンバーでありこのイベントの実行委員長でもある
“よっちゃん”(下写真)はこう語ります。
「楽しいことしたいじゃないですか。
地元の音楽好きが年1回集まれる場として、ずっと続けていきたいんです。」

マイクの前で緑と白の帽子をかぶり、歌いながらエレキギターを弾いているよっちゃんの写真

出演者・観客誰もが「また来ます!」と宣言した今回のイベント。
もう次回が待ち遠しいです!

(日比谷)

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