霧が立ち込める中、草地の坂道をヘルメットをかぶった複数の選手たちがマウンテンバイクで下っている「MTB大会」の様子の写真

南三陸、予報では今日明日と晴れるそうです。
シャトルバスに乗って田束山(たつがねさん)につつじを観に行く、なんていかがでしょう。

その田束山で先週末、この季節恒例のマウンテンバイクのレースが開催されました。

1995年に始まった「たつがねMTB大会」には毎年100名ものランナーが参加し、美しい山野のコースを駆け抜けていました。

2011年の震災の影響により一時開催不可能となったものの過去の参加者、また大会を愛する地元の人々によって2012年より再開。
「大好きなマウンテンバイクで復興支援ができるなら」と今では東北・関東・関西から多くの愛好家が集まる大会となっています。

2013年5月12日に開催された「第19回たつがねMTB大会」。
この日は前方の走者も見えないほどの濃霧がたちこめ、足下はドロドロ。
完全なウエットコンディションの中、160名のランナーが速さを競いました。

霧が立ち込める中、草地の坂道をヘルメットをかぶった複数の選手たちがマウンテンバイクで下っている「MTB大会」の様子の写真
濃い霧の中、未舗装の山道をゼッケンをつけた選手たちがマウンテンバイクを押しながら歩いている写真
マウンテンバイクの横に立つ青い上着を着た目黒太規さんの写真

ビギナーメンズ1位 目黒太規さん(宮城県)
「小学生の頃、ジュニア部門で4位でした。
高校二年生になり久々に参加しましたがよい成績が獲れて嬉しいです。」

霧に包まれたゴール地点で、「FINISH」と書かれた横断幕の下を、マウンテンバイクに乗った選手が片手を挙げてゴールしている写真

ビギナーレディース1位 小澤希美さん(東京都)
「転んだ!きつーい!(笑)」

霧の立ち込める森林の中で、ゼッケンをつけた子どもの選手たちが細い土の道をマウンテンバイクで走り抜けている写真

キッズメンズ1位 長谷川蓮くん(山形県)
「お兄ちゃん(ジュニアメンズ1位 稔くん)と
参加しました。
いつもおばあちゃんちの周りで練習しています。」

ヘルメットをかぶった青い服の自転車選手と竹谷賢二さんが、互いに笑顔で握手し、交流している写真

プライベート参加された元オリンピック日本代表
竹谷賢二さん(写真右)は余裕の表情でエリートメンズ1位。
「よく考えられた滑らかなカーブ、適度な勾配。
ビギナーから上級者まで楽しめるバランスのいいコースだね。」
ありがとうございます!

コースの整備は日頃、マウンテンバイクを愛する人々により行われています。
他県からわざわざ草刈りに来てくださる方も。
歴史あるレースが多くの繋がりを作ってきました。

「長く続く縁を作りたい」とはあるスタッフの方の言葉です。
「たつがねMTB大会」がこれからも愛され続けますように。

(日比谷) 

この記事に関するお問い合わせ先

企画課 企画情報係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-1371
ファックス:0226-46-5348
本ページに関するお問い合わせ