木々が鬱蒼と生い茂っている森の中を、青い服に黒い帽子を被った男性が歩いている後ろ姿の写真

今朝は大きな揺れで目が覚めました。

南三陸町は震度4、棚の小物が倒れました。

皆さんお怪我などされていませんか?

さて、日照りの強くなった5月初旬。

地元の方と山菜採りに出かけました。

場所は南三陸町内の山ですが、山菜ポイントは内緒です。

木々が鬱蒼と生い茂っている森の中を、青い服に黒い帽子を被った男性が歩いている後ろ姿の写真
緑のシダの葉の間から、手袋をした右手で植物を摘み取っている男性の写真
白い袋を持ちながら植物を採取している男性の写真

山に入ると最初に見つけたのはたくさんのシドケでした。

シドケは別名“もみじがさ”と言われますが、葉の形が本当にもみじに似ています。

虫を怖がる私に「クマの方が怖いよ」と言いながら、地元の方は、軽い足でどんどん山中へ進みます。

不慣れな私は追いかけるのに必死でした。

急斜面や、足元が不安定な場所もあり、更に木々の枝や植物のツルが足元を遮ります。

森の中の茂みで、手袋をした手で植物の茎をつかんでいる男性の写真
緑の葉の茎の部分を、軍手をはめた手で摘んでいる様子をアップで撮影した写真
黒い長靴を履き、軍手をつけた手で地面に生えた筍を掘り起こしている男性の写真

本日収穫したものは、シドケ、タラの芽、ウド、わらび、三つ葉、筍。

私は三つ葉に気づかずに通り過ぎていましたよ。

山野の美味しい空気を吸って山菜採りに一日歩き回るのも楽しみの一つです。

丸テーブルの上に置かれた竹かごの中に、摘んできた山菜がきれいに並んでいる写真

昔から「春には苦味を盛れ」といわれています。

山菜には苦味やえぐみといった独自の風味があり、実はこの苦味にこそ、冬から春の体に変わるメカニズムをスムーズにする働きがあるのです。

それは、冬の間に貯めた腸内の毒素を苦味の食材を食べることによって排出を促すという働きです。

更に、山菜の苦味成分は主にポリフェノールによるものだそうです。

春の山菜に含まれている抗酸化力の高いポリフェノール群は、血行促進、代謝促進などの作用もあるそうです。

春に苦味の食材を食べるとよいのはそのためです。

春先の疲れやだるさを取り去り、やがて訪れる暑い夏を元気に乗り切る体を作ってくれます。

竹かごからはみ出すほど大きな筍がのせられている写真

さて収穫発表!

見事な大きさの筍。

身がぎっしり詰まっていて重い!

地元の方のお宅に戻り夕飯は奥様調理の元、新鮮で旬な山菜料理をご馳走になってきました。

揚げたタラの芽とウドの天ぷらがクッキングシートを敷いた皿に盛られている写真
釜揚げシラスと山菜のシドケの天ぷらが、皿に盛り付けられている写真

タラの芽の天ぷらとウドの天ぷらです。

右の写真は釜揚げシラスの天ぷらとシドケの天ぷらになります。

四角の皿に、茹でたウドの上にしらすが盛られているお浸しの写真

ウドと釜揚げシラスのお浸しです。

苦味の少ない食べやすいお味。

自分で採ってきた新鮮な季節の山菜を食べられる喜びは別格です。

赤い縁の器に、わらびや人参、タケノコなどの具材が入った味噌汁の写真

わらびと筍が入ったお味噌汁はお気に入りの一品です。

心がほっこりするような優しい味がしました。

南三陸町には自然豊かな森があり、そこで伸び伸びと育つ山の幸がたくさんあることが分かりました。

(菅原)

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