背景には湾と小さな島が見える海に面した場所に、仮設の建物が密集している写真

2月のある日の戸倉地区。
タブの木 体験学習室から賑やかな声が聴こえてきました。

背景には湾と小さな島が見える海に面した場所に、仮設の建物が密集している写真
青い看板に「タブの木体験学習室」と書かれたプレハブ施設の入口を写した写真

中はエプロン姿のお母さんがたでいっぱいです。

エプロンや三角巾を着けた多くの女性たちが室内に集まり、調理体験の説明を受けている写真

この日は地元の女性たちの料理教室。
全国漁連のり事業推進協議会による海苔の利用推進活動の一環だそうで、二十数名が飾りのり巻きに挑戦中でした。

数人ずつのグループに分かれて調理台を囲み、卵焼きの準備をしている女性たちの写真
白いエプロンを着用した男性がフライパンで卵焼きを作っている様子を、女性が見守っている写真

宮城県漁協戸倉女性部会長 三浦幸子さんによると同会会員がこんなに集まるのは久しぶりで、料理教室はたぶん震災後初だなやー、とのこと。
楽しそうな女性たちを撮影させてもらいます。

参加者たちがフライパンを使って調理する様子の前に、皿に盛られた卵焼きが写っている写真

「ほらあんだも、席作ってあげたから!」

あ、参加する流れですね。
頑張ります。

ビニール手袋をした手で、海苔の上に酢飯を広げて巻き寿司を作っている途中の写真

「のり巻き作りは何年振りかねえ。」
「飾り巻きとか初めてだわ~。」
「あんだまたつまみ食いして!」

声を弾ませる女性たちの姿は、まるで調理実習を受ける女子中学生のようです。
皆さん仲良しですね。

何人かの参加者が炊き上がったご飯を手分けしてボウルに移している様子の写真

「この地区でずっと一緒にやってきてる人たちだからね。」
「震災があったからなおさらだわ。」

緑の巻きすの上で、ピンク色の酢飯を海苔の上に並べて巻き寿司を作っている写真
参加者が包丁で巻き寿司を切って盛り付けた皿に、色とりどりの飾り巻き寿司が並ぶ写真

飾りのり巻きが手際よく完成しました。

調理を終えた参加者たちがテーブルを囲んで手を合わせ、「いただきます」の挨拶をしている写真

「きれいにおいしぐできるもんだねえ。」
「けっこう時間かかるよ、孫に作ってって言われたら時間なんぼみたらいいか。」
「あんだとこ家族多いからねえ。」

巻き寿司や味噌汁などが並ぶテーブルで、参加者たちが楽しそうに食事をしている写真

ごちそうさまでございます。

紫色の酢飯や卵焼きが入った飾りのり巻きが、白い皿に美しく盛り付けられている写真

(日比谷)

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