
町内全域で工事の進む南三陸町。
5月29日、志津川保育所では建設業ふれあいイベントが開かれていました。

催しは三陸沿岸道路の工事を請け負う鹿島道路株式会社の提案に同保育所が賛同したことで実現しました。
園児たちはそれぞれヘルメットをかぶらせてもらい、ショベルカー、ローラー車などの“はたらくくるま”と対面。
「運転席乗る!乗る!」
「うちのお父さんもこれでお仕事してるんだよ~。」
めったにできない体験に歓声を上げていました。




こちらは高所作業車体験の様子。
命綱をしっかりつけ、バケット(クレーンの先の籠)で上った先は空中6~7メートル。


保育所の屋上も、数百メートル先の志津川湾も見えました。


「建設工事の現場にはちょっと堅くて恐いイメージもあると思うのですが地域の方たちに親しみを感じてもらいたいと思い、今回の催しを企画しました。
子どもの笑顔は大人も笑顔にしますから。
願わくば、子どもたちに“将来こんな仕事がしたい!”なんて思ってもらえたら嬉しいですね。」
(鹿島道路株式会社 岩渕耕寿さん)

南三陸の子どもたちは町の再建と共に成長しています。
この日の出来事は大人になっても、きっと楽しい思い出として残ることでしょう。

(日比谷)
