保育所の庭に赤白帽をかぶった園児たちと保育士の女性たちが整列しており、作業服を着てヘルメットをかぶった男性たちが園児と向かい合って立っている写真

町内全域で工事の進む南三陸町。

5月29日、志津川保育所では建設業ふれあいイベントが開かれていました。

保育所の庭に赤白帽をかぶった園児たちと保育士の女性たちが整列しており、作業服を着てヘルメットをかぶった男性たちが園児と向かい合って立っている写真

催しは三陸沿岸道路の工事を請け負う鹿島道路株式会社の提案に同保育所が賛同したことで実現しました。

園児たちはそれぞれヘルメットをかぶらせてもらい、ショベルカー、ローラー車などの“はたらくくるま”と対面。

「運転席乗る!乗る!」

「うちのお父さんもこれでお仕事してるんだよ~。」

めったにできない体験に歓声を上げていました。

砂利の上に止まっている青いショベルカーの前に保育士に付き添われた幼児たちが数人並んでおり、作業服とヘルメットを着た男性2人がショベルカーの操縦席に乗った園児を見守っている写真
帽子をかぶった男の子がショベルカーの操縦席に立ってレバーに手をかけながら楽しそうにしており、下から白いヘルメットをかぶった作業員が安全を見守っている写真
赤い帽子をかぶった園児たちが見守る中、赤いロードローラーが砂利道を転圧している様子を写した写真
赤い帽子をかぶった園児たちが並んで立っており、作業服の男性が園児たちに手に持ったものを見せている様子の写真

こちらは高所作業車体験の様子。

命綱をしっかりつけ、バケット(クレーンの先の籠)で上った先は空中6~7メートル。

数人の園児たちがヘルメットをかぶり安全ベルトを装着した状態で青い手すりが付いたバケットに乗っている写真
青い高所作業車のバケットに乗って高所に上った園児たちが手を振っており、それを地上から赤い帽子をかぶった園児が見上げている様子の写真

保育所の屋上も、数百メートル先の志津川湾も見えました。

バケットから見下ろした、地上の工事車両や保育所の建物、遠くの町などの景色をヘルメットをかぶった園児の頭越しに撮影した写真
バケットに乗ったヘルメットをかぶった園児たちが、道路や草原、木々の先に湾が見える景色を見ている写真

「建設工事の現場にはちょっと堅くて恐いイメージもあると思うのですが地域の方たちに親しみを感じてもらいたいと思い、今回の催しを企画しました。

 子どもの笑顔は大人も笑顔にしますから。

 願わくば、子どもたちに“将来こんな仕事がしたい!”なんて思ってもらえたら嬉しいですね。」

(鹿島道路株式会社 岩渕耕寿さん)

ヘルメットをかぶり作業着姿の岩淵さんを写した写真

南三陸の子どもたちは町の再建と共に成長しています。

この日の出来事は大人になっても、きっと楽しい思い出として残ることでしょう。

青い高所作業車のバケットに園児たちが乗っており、地上の作業員や保育士、子どもたちがそちらを見上げたり手を振ったりしている様子の写真

(日比谷)

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