
6月17日、あさひ幼稚園。

「長谷部選手おかえりなさーい!」
子どもたちの声に迎えられ、サッカー日本代表 長谷部誠選手がやってきました。

ドイツのプロリーグで活躍し、日本代表チームの主将でもある長谷部選手。
震災後、ユニセフを通して寄付を行ったことからあさひ幼稚園の園児たちとの交流が始まりました。
同園への訪問は今回で5回目となります。
「疲れているでしょうに何回も来ていただいて、ありがたいですねえ。」
園長の小島孝尋先生の仰るとおり、この日はワールドカップ予選・シンガポール戦の翌日。
「昨日の試合観てくれた人ー。」
「はーい!」
「長谷部選手かっこよかったよー。」

長谷部選手はこの日、子どもたちにインドネシア スマトラ沖地震の被災地バンダ・アチェからのメッセージを伝えたのちサッカー・鬼ごっこなどで園庭を駆けまわりました。
子どもたちの前で疲れた顔を見せることはありませんでした。


「毎回子どもたちと遊んで元気をもらっています。
今回も、シーズンが終わって一番最初に足を運びたい場所がここでした。
できることは限られていますが、自分ができる支援を継続していきたい。
また、自分が一人のサッカー選手として成長することで子どもたちに喜んでもらいたいと思っています。」(長谷部選手)

園児たちは現在、志津川地区廻館のプレハブの園舎で幼稚園生活を行っています。
沼田の木造園舎は一時閉所中。
周辺工事の進捗と増築工事を待ち、2016年秋頃に利用再開の予定だそうです。

日本ユニセフ協会サイト 長谷部誠 選手 南三陸町「あさひ幼稚園」5回目の訪問
長谷部誠選手:南三陸町「あさひ幼稚園」5回目の訪問 「自分のできることを続けていきたい」
(日比谷)
