屋外の階段に座る高齢の男性が足で小さな板をしっかり押さえ、その板に地面にしゃがんだ少年が錐で丁寧に穴をあけてぶんぶんゴマを作っている様子の写真

気持ちの良い秋晴れとなった、秋分の日。
南三陸わらすこ探検隊の活動が行なわれるとのことで、入谷地区の校舎の宿「さんさん館」にお邪魔してきました!
今回は『おじいちゃん・おばあちゃんに、遊びと郷土料理を教えてもらおう!!』ということで、先生(いぶし銀倶楽部の皆さん)と一緒に、2班で交代しながら『GG(グラウンドゴルフ)』と『ぶんぶんゴマ』で遊びます。

こちらでは、ぶんぶんゴマを作っています。

屋外の階段に座る高齢の男性が足で小さな板をしっかり押さえ、その板に地面にしゃがんだ少年が錐で丁寧に穴をあけてぶんぶんゴマを作っている様子の写真

手のひらくらいの小さな板に、色を塗ったり絵を描いたりして、真ん中に2つの穴を開けます。
錐(きり)を初めて使う女の子も、ちゃんと自分で穴を開けたんですよ
穴が開いたら紐を通して、手に持つ部分が痛くならないようにテープを貼って完成!
先生に回し方のコツを教えてもらい、皆ぶんぶんと音を鳴らしながら遊んでいました。

子どもたちがこまの回し方を教わっている広場で、男性が少女と向かい合って、こまに通した紐を伸ばして回し方のコツを伝授してもらっている様子の写真
数人の子どもと大人たちが屋外に集まり、座ったり立ったりしながらこまを回している様子の写真

こちらは、GGを楽しんでいますよ

校舎らしき建物と森が背景に広がっているグラウンドで、子どもたちが高齢者から木製のクラブの握り方や打ち方を教わっている写真
2人の女性と2人の女の子たちが青空の下で木製のクラブを持ち、地面に置かれたカラーボールを打ってゲームを楽しんでいる写真

以前もご紹介したように、南三陸ではGGが盛んに行われてきました。
(グラウンドゴルフ練習場 兼 健康広場)
やっぱり普段からGGをしている先生たちは、ボールを打つ音が違います!
子ども達は未経験者も多く、最初は先生とペアで進んでいたのですが、すぐにルールを覚えて1人で進んでいく子も、ちらほら。
終る頃には、ほぼ全員が「もっとグラウンドゴルフしたい!」と。
相当楽しかったようです
子どもGG大会や、おじいちゃん・おばあちゃんとのGG対決なんかも面白いかもしれませんね

たくさん外で遊んで少しお腹が空いてきたところで、今度は郷土料理を教えてもらう時間です。
この辺の郷土料理ってなんだろう~?と思ったら…

室内でエプロン姿の大人と子どもがホットプレートを囲み、生地を流し込んで料理をしている様子の写真
小さな女の子がホットプレートに流し込んだ生地を焼いており、周囲の大人たちが見守りながら優しくアドバイスしている写真

たらすもづ(たらしもち)でした!!
当ブログでも何度か登場している、たらすもづ。
小麦粉、砂糖、塩、水、醤油や味噌、そしてお好みでクルミ・ゴマ・シソなどを混ぜて焼くだけ
分量は?と聞くと…「ん?めがん、めがん!」…だそうです!
注意:めがん=大体、目分量、といった意味の方言です。

教室のような室内で、エプロンを着用した大勢の子どもと大人が集まり、中央に立つ女性と男の子に拍手を送っている様子の写真

「昔はねぇ、今のようにお菓子買ってきて食べるなんて、なかったからね。
みんな、家にあるものでこうして作って食べたのよ。」
あるもので、めがんで作る、たらすもづ。
余った分はほとんどの子がお持ち帰りするほど、大好評でした。

校舎の宿「さんさん館」の建物の前で、参加した笑顔の子どもたちと大人の方々が3列に並んでいる集合写真

昔ながらの遊びも、昔ながらの料理も、子ども達には新鮮で面白く感じたのではないでしょうか。
こんな風に、みんなが楽しんで『昔ながら』を伝えていくって良いですよね

(高橋)

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