数種類の温野菜とワカメが盛り付けられた大きな四角い皿の横に、オレンジ色と薄い黄色の2種類のドレッシングが入った透明の小皿が4つ並んでいる写真

海の幸、山の幸に恵まれた南三陸町。
この日、2月27日はベジタリアン料理について学ぶ機会がありました。
最初の写真は、温野菜、わかめをそのまま食べるというもの。
シンプルなのですが、あとからじわじわくる感じで美味しい!地元産の野菜達です!
それに合わせたドレッシングが見るからに美味しそうです。

数種類の温野菜とワカメが盛り付けられた大きな四角い皿の横に、オレンジ色と薄い黄色の2種類のドレッシングが入った透明の小皿が4つ並んでいる写真

この日、南三陸ポータルセンターに集まってきた方々は、様々です。

室内に置かれた白い長机の周りに4人の女性と1人の女の子が集まっている写真

いろいろな野菜料理を知りたい。
肉、魚を多くとりすぎて体調を悪くした。
野菜嫌いをなくしたい。
また現在、菜食生活をしているので参加してみましたという学生さんもいらっしゃいました。
進行係は講師の田浦左知子さん。
ベジタリアンは基本的に動物性の食品を食べないということです。
この食べないというのには理由があります。
まず、アレルギーなどの健康上の問題。
そして、宗教上の問題で、“食べてはいけない。”ということもあるのです。
その他、飲んでいる薬と一緒に食べてはいけない物があったり、様々なのですね。

青いチェック柄のシャツを着た女性が、椅子に座った参加者たちの方を向いて立っている写真
資料が貼られたホワイトボードの前に座っている阿部さんが話をしている写真

アドバイザーの「校舎の宿 さんさん館」に勤務している阿部あい子さんです。
(この「校舎の宿 さんさん館」は、廃校になった旧林際小学校を宿泊体験等を行う施設にしたところです。)
阿部さんが、ベジタリアン料理をするきっかけは、ここに来たドイツのスポーツ少年団の方達が“魚を食べられない”ということだったと話します。
また、ジャイカからインド人の留学生を受け入れたときは宗教上の関係で色のついている豆(小豆や黒豆等)は食べられないというのです。(ジャイカの東日本大震災関連記事)
その時は、「それなら大豆がある。」と思い豆腐料理を考えて、“湯豆腐”をして大変喜ばれたそうです。
そこで宿泊する人が食べられないものがある場合は、予約の段階で申し出てもらえば、それに応じてメニューを考えるということです。
さてこの日のお料理はというと、もちろん野菜だけで料理しているものです。

生の葉野菜と揚げ物が乗った紙皿を手に、笑顔で試食をしている女性2人の写真
俵型のフライ料理が盛り付けられた大きな丸皿と、かき揚げが盛り付けられた大きな丸皿が並び、その前にタルタルソース風のソースが添えられている写真
野菜スープが入った紙コップがたくさん並べて置かれている写真

美味しそうなカキフライ。と思いきや実は「くるま麩」という麩をフライにしたものなのです。フライにつけているのも、タルタルソースに見えますが、卵は使用していません。
野菜スープも豆乳と味噌を使っているものです。だしも昆布と椎茸です。
料理指導は東京世田谷で料理教室を主宰している、小泉靖子さん。

グレーのエプロンをつけた小泉さんが笑顔で話をしている写真
ジャイカの方々を交えた立食の試食会が行われる中、外国人の女性がマイクを持って話をしている写真

この日は、フィリピン、タイ、インドネシア等7か国から南三陸町を視察に来られたジャイカの21名の皆さんも合流して、にぎやかな試食会となりました。
参加者の中には、「ベジタリアンになって5年になるが、病気をしなくなった。」という方もいらっしゃいました。
野菜の力、すごいのではないでしょうか!!
(西城)

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