白い建物の外に「AMITA」という社名が赤く書かれており、手前には青い容器が多数並べられ、フォークリフトが作業している写真

南三陸町では平成27年10月19日から、生ごみを各家庭から回収し、液肥や、メタンガスを作り、地域内で循環するバイオガス事業に取り組み始めました。
今まで、燃えるゴミに出していたものが、また活用できるのであればこんないいことはないですね。
しかも、どこのご家庭、自治体でも生活していくには欠かせない問題です。
19日から稼働が始まったアミタ株式会社のバイオガス施設を訪問してみました。

白い建物の外に「AMITA」という社名が赤く書かれており、手前には青い容器が多数並べられ、フォークリフトが作業している写真
水色の計量器の上に青いトラックが乗り、作業服を着た人が横で操作している写真

町内のごみ集積所から集められた生ごみは、トラックで運ばれます。写真は回収された生ごみの重量を量っているところです。
(下の写真は集積所の物)

屋外の青い容器の中に、生ゴミや野菜くずなどの食品廃棄物が入っている写真
工場内のライン上に青い容器が並べられ、床が緑色の衛生的な施設内で処理が行われている写真
作業員が青い容器を傾けてコンベアに中身を投入している様子を写した工場内の写真

回収されたものの中に異物の混入がないか確認します。(手作業なんですね。)
異物の混入として代表的なものは、卵の殻、たばこの吸い殻、ビニールやラップ。
中には、ビニール袋に入ったままの生ごみもあったそうです。
アミタ株式会社のスタッフの方に分別のアドバイスをもらいました。

分別ワンポイントアドバイス 生ごみ回収に出せるものは、 ヒトが食べられるもの (調理·加工したら食せると想像できるもの) と覚えてください!

生ごみはこの後、発酵槽に投入されメタンガスや、液肥になるということで、分解する役割を担うメタン菌や、農地に還元する液肥に悪影響がないよう、正しく分別することが大切なんですね。
町内の仮設住宅に住んでいるT子さんに聞いてみました。
「生ごみ回収が始まりましたが、どうですか?」
T子さん「うちは最初から、皮はビニールの袋に入れるとか、魚はまな板の下に新聞紙をしいてさばいてるからそのまま新聞紙ごと、頭と骨は燃えるゴミ。バケツはゴミを出すときに水切り用に使うだけ。」と答えてくださいました。

そうして工夫していくのもいいですね。

家庭の流し台の中に、ミカンの皮などの生ゴミがビニール袋に入って置かれている写真

(写真はイメージ)
また、やんちゃな男の子2人を持つH美さん。「うちはシンクに三角コーナー2つ置くことにしたの。そうすれば、回収バケツ用と燃えるゴミ用と区別して旦那さんも子供たちも入れてくれます。」というお話を聞くことができました。
とかく面倒と思われがちなゴミの分別。
捨てればまさしくゴミ、分ければ資源!
新しく南三陸町が取り組んだバイオガス事業、住民一人ひとりの意識の改革が必要なのですね。
(西城)

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