「FamilyMart」のロゴと「移動販売車ファミマ号」と書かれた白いトラック型の移動販売車が駐車場に停まり、階段を使って男性が中へ入ろうとしている写真

南三陸、今朝は濃霧です。
見通しも悪いのでドライバーの皆様はいつも以上に安全運転で。

さて先週水曜、7月3日のお昼時。
平成の森仮設住宅駐車場にやってきたのは移動コンビニエンスストア「ファミマ号」です。

「FamilyMart」のロゴと「移動販売車ファミマ号」と書かれた白いトラック型の移動販売車が駐車場に停まり、階段を使って男性が中へ入ろうとしている写真

「買い物不便地域のお客様のため」全国で11台が活躍中のファミマ号。
東北地方では2011年の9月から営業を開始しました。
気仙沼や陸前高田を走り回ってきた2トントラックがこの夏から毎週水曜日、南三陸の2箇所の仮設住宅へ来てくれています。

スタッフはドライバーさん、店員さんのお2人。
5畳ほどの車内に食品や生活雑貨約300点が並べられていました。

移動販売車の内部にある冷蔵棚におにぎりやサンドイッチ、サラダなどが並び、下の青と緑のかごには飲料やパンなどの商品が詰められている写真
移動販売車の通路の両側に、カップ麺やお菓子、飲料などの棚や冷蔵庫が設置されており、手前にはレジと無線機が置かれている写真

この日はあいにくの雨でしたが晴れていれば車外にパンやドリンクの陳列台が並ぶのだそうです。
お弁当も温めてもらえるといいますから便利さは一般のコンビニと同様です。

ドライバーさんのお話では「2年前の開業当初は他に買い物できるお店がほとんどない時期で、生活必需品を求めに来るお客様が多かったですね。
 今は地元商店も再開し始めていますのでファミマ号はもっと気軽なお買い物にご利用いただいているようです。」

お話を伺っている間もお客様がふらりとやってきます。
仮設住宅にお住まいの女性が多い様子です。

お茶っこ用のお菓子を買っていかれる方、「玉子切らしていたの」と買いに来られる方、店員さんとお喋りしながら商品を選ぶ方。

皆さん「ちょっとしたお買い物」を楽しんでおいでのようでした。

店員さん
「移動販売は仮設住宅等、生活の場所へお邪魔します。
 一般店舗での接客に比べ声のトーンを和らげるなどリラックスしていただける店作りに努めています。」

ドライバーさん
「ファミマ号は毎日ピカピカに磨いています。
 きっと気持ちよくご利用いただけることと思います。」

被災地各地に便利を届けるファミマ号。
これからも安全運転で、活躍してください!

ファミマ号 営業スケジュール(2013年7月現在)

  • 平成の森仮設住宅 毎週水曜日 11時30分~13時
  • 吉野沢仮設住宅 毎週水曜日 14時~15時

(日比谷)

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