
三箇日が明けた1月4日。
町内では地区ごとに新年の会合が開かれていました。
こちらは『歌津地区 新春のつどい』会場です。

「いまだ、心から祝う気持ちになれない方もおいでのことと思います。
あらためまして皆様。
新年あけましておめでとうございます。」(すばらしい歌津をつくる協議会会長 千葉光雄さん)

同協議会会員を中心に、平成の森アリーナに約40名が顔を揃えました。
佐藤仁町長より昨年の復興事業進捗について報告がなされたほか町議会議長 星喜美男さんからは祝辞が、南三陸商工会副会長 千葉教行さんからは商店街と地域の歴史の復興・継承についてスピーチが行われました。

一方、こちらは同日の『入谷地区 新春のつどい』。

各行政区長、地元農業団体会員、青年部員などなど100余名が出席。
入谷婦人会の手料理が振る舞われ公民館に和やかな談笑の声が広がっていました。


翌日5日には公的機関も始動し、南三陸町仕事始め式や辞令交付式が行われました。
町主催の新年懇談会には招待客として県議・町議・代議士、地元団体代表らも列席。
およそ100人が町民憲章を唱和し、故郷への思いを新たにしました。


「町民の方々のお気持ちからすれば町の復興の取り組みは決してスピードがあるという風には思われていない、とも感じております。
長く険しい道のりであります。
しかし決して倒れず、屈せず、立ち止まることなく、小さくてもキラリと光る町を取り戻すため、全身全霊を捧げ町政運営に当たって参ります。」(佐藤仁町長)

震災後4年目の今年は南三陸町誕生10周年の節目の年でもあります。
しばしの休息が明け、町の2015年が始まりました。

(日比谷)
