オフホワイトの三階建ての建物を斜めから捉え、玄関に黒い瓦屋根の庇がある民宿「明神崎荘」の外観写真

今年の3月に再オープンした
袖浜漁港近くにある「民宿 明神崎荘(みょうじんざきそう)」にお邪魔しました。

オフホワイトの三階建ての建物を斜めから捉え、玄関に黒い瓦屋根の庇がある民宿「明神崎荘」の外観写真
大きな窓があり、壁に額縁に入った絵画が飾られた室内に、四角い木のテーブルと椅子がいくつも並んでいる、落ち着いた雰囲気の食堂の写真
受付カウンターの中で、黒いノートパソコンの画面を見ながら笑顔で作業している佐々木さんの写真

 代表の佐々木昌則さんです。
先代から継いできた「カキ養殖」と創業昭和54年の「民宿 向(むかい)」を震災で失い、震災直後は先のことを考えることもできず、親戚を頼りに広島県に避難してからは“故郷に帰らねば”と後ろめたい気持ちをずっと引きずっていたと語る佐々木さん。

旧知のお客様より手紙や写真など激励をもらい、避難生活から約2年が経つ頃には、「カキ養殖」と「民宿」の両方を立て直そうと決心し“まずは民宿を再建しよう”と決めたそうです。

直筆のメッセージが描かれた色紙と、宿泊施設の前でスタッフ々が並んで写っている集合写真が一緒に額に入って飾られている写真

民宿の再オープン時期に県内で大人気番組「OH!バンデス」の取材があり、放映後の反響により“アワビコースプラン”で好スタートとなったようです。

壁にテレビが掛けられ、小型の冷蔵庫や電気ポットが置かれている部屋の中央に、木のテーブルと座椅子が置かれた和室の写真
左の壁側に収納棚があり、鏡の上に白い照明がついている木目調の洗面台が二つ並んでいる洗面所の写真
浴槽にお湯が張られ、洗い場にはシャンプー類がセットされたシャワーが2つ並び、腰かけ用の椅子と洗面器が置かれている浴室の写真

白を基調に落ち着いた館内は、和室8部屋、貸切風呂2つ、食事処、バルコニーがあります。
現在の人気NO.1は海と山の幸を堪能できるスタンダードプラン。
人気NO.2はリーズナブルプランで、お手軽価格で南三陸を堪能できるプランとあり、ボランティア、仕事関係者のお客様がよく利用されるとお聞きしました。

白いプラスチック製の丸テーブルと椅子が並び、柵の向こうに海と山が広がる景色が見える広いバルコニーの写真

7月からは期間限定のバーベキュープランもあり、
館外にあるウッドデッキや三階にあるバルコニーでバーベキューを楽しめます。
バルコニーからは志津川湾が一望でき、夜景も眺められて気分の安らぐ休憩所です。

白い調理服を着た料理人の男性が、台所でエビの皮をむいている調理中の写真

 こちらは料理長の菅原さんです。
地元の方でこの宿の自慢の料理長で、佐々木さんの心強いパートナーです。
「最近ランチを始めました。地元食材を使って提供しています。
 また、ご要望があればお応えしますよ。」(菅原さん)

ランチメニューをご紹介

  • 穴子丼
  • 海鮮丼
  • バラチラシ丼
  • チキンカツ定食
事務所内で、佐々木さんと料理長が紙を見ながら打ち合わせをしている写真

「新鮮な海の幸を食べこの民宿でゆったりと過ごしていただきたいです。
 地元の方にも来てもらいたいです。」と話す佐々木さん。

民宿再開後、佐々木さんは、この町に来ていただける嬉しさと感謝、そして人との出会いを大切にしたいという思いから、意識してお客様と“話しをする”ことを心掛けているそうです。

左上の窓から光が差し込み、白い壁の棚の上に、オレンジや黄色の花が入った大きな花瓶を中心に、小さな鉢植えや花が生けられた透明の小さな花瓶や観葉植物が並んでいる写真

故郷を愛する佐々木さんの心を込めたおもてなし宿へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

明神崎荘

  •  住所:南三陸町志津川字袖浜174-3
  •  電話:0226-46-6331
  • ホームページ

(菅原)

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