左側に向かって緩やかにカーブしている道路を車やトラックが走行し、両側に看板が設置され盛り土が広がっている工事中の写真

6月のとある昼下がり、国道45号を北上していた時のこと。

左側に向かって緩やかにカーブしている道路を車やトラックが走行し、両側に看板が設置され盛り土が広がっている工事中の写真

(新井田(にいだ)に美味しいラーメン屋があったんだよなー。
 最近建物無くなったけど、やめちゃったのかな?)

そんなことを考えていたら、清水浜(しずはま)近辺に見覚えのある幟を発見しました。
もしかして…。

緑の山あいにのぼり旗が何本も立つプレハブの建物が建っている写真

近付いてみたところ、やっぱり!
以前、志津川地区新井田で営業されていたラーメン店『ふくろうの館 浜の屋』でした。

店頭には赤い提灯とソフトクリームの模型があり、「浜の屋」と書かれた看板があるプレハブ造りの飲食店の写真

お店の方によると、浜の屋は6月初めに営業再開したばかりだそうです。

「以前の場所には2013年から店を構えていたんだけど、造成工事が進んで移転しなきゃいけなくなってね。
 ちょうどここが空いてるっていうから移らせてもらったんだ。
 工場(別に経営する部品工場)も一緒だから、場所探しは難儀したよ。」(店主 高橋正人さん)

「福幸ラーメン浜の屋」と書かれた赤い提灯の横で、笑顔の男性が立っている写真

レイアウトこそ違いますが、プレハブ店舗も看板も以前のまま。

壁にポスターや装飾が飾られた明るい照明の下、白いテーブルと椅子が並び、2人のお客さんが座っている飲食店内の写真

ふくろうのぬいぐるみにも再会できました。
震災から間もない頃、高橋さんの奥さんが地域の女性たちと一緒に作ったものだそうです。
幸せを呼ぶ鳥の名は店名にも冠されています。

棚に焼酎のボトルや招き猫、フクロウの置物などが並べられた店内の写真

「まだあまり宣伝もできていないし、来るのは大体一見のお客さんだね。
 清水浜の造成とか三陸道とかの工事関係の人が多いねえ。」

メニューは少々変更されました。
定番人気だったつけ麺は「再開まで少し待って!」とのこと。
この日は冷やし中華(700円)を注文。
しこしこぷるぷるの細麺は健在でした。

白いガラスのテーブルに置かれた冷やし中華の皿には、錦糸卵、ハム、チャーシュー、紅しょうが、きゅうりなどが盛りつけられている写真

以前からの常連さんに注意点が一つ。
ランチタイムが少し短くなり、代わりに夜の営業が始まっています。

「ビアガーデンの日も設けるつもりなんだ。
 焼き鳥やカラオケもあるから、ぜひ寄ってってよ!」

屋外に並べられたテーブルと椅子に多くの人が座り、夕方の空の下で女性がステージで歌っている写真

(6月20日歌謡ショーの様子)

これから移転・改築の予定はなく、浜の屋さんは当分今のスタイルで営業していくそうです。
国道沿いの新名所ですね。

ふくろうの館 浜の屋

  •  住所:南三陸町志津川字大畑57-4
  •  営業時間:午前11時~午後2時、午後6時~午後10時

(日比谷)

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